「水いぼ」らしい。
保育園でそう先生に指摘され、
帰宅後確認すると豚児の胸と腹に
ぽつ。ぽつ。といぼが散見される。
この水いぼは伝染性で、集団生活をしていると
他の人にうつす虞があるので速やかに治療せねばならない。
当然、プールに入ったりすることも園の方針でダメである。
なので昨日は西日の照りつける中
豚児を皮膚科に連れて行った。
皮膚科の待合はごった返している。
まさかここで1時間半も待つ羽目になるとは思わなかったが。
水いぼの治療は外科的に切除するのが一般的と聞いていて、
これはかなり痛いらしい。
何も知らない豚児はまだ知らん顔で絵本の読み聞かせをせがんでいる。
診察。
ドクターから下りた診断は意外なもので、
これは確かに水いぼ。
ぅでもね、いまは昔と違ってむしり取ったりしないよ。
放っといても治るものだから無理に取るよりも、治るまで待つのが一般的だね。
水いぼは所詮うつしうつされするもの。
保育園には~と言われた。と伝えてね。
ということで、半年から一年の経過観察を申し渡されたのであった。
僕は手荒な治療がなかったのに安心した反面、
保育園への説明をどうするか迷った。
無論、ドクターの言うとおり伝えればよいのだが
かといって伝染の危険性を放置したままプールに入ることは許されないだろうし、
暑い夏に自分だけ水遊びを見学ばかりで豚児がまたスネてしまうことになる。
やっぱり、強制的に切除してもらう皮膚科に行った方が良いのだろうか。
豚児の泣き叫ぶ顔が眼に浮かぶが、プールのため。と我慢させるか。
あるいは痛い思いをするくらいなら水遊びを諦めるか。
難しい選択である。