下品なので伏せ字にしています。
「(小学)1年生の担任になっちゃったんです。何かアドバイスをください」と
殊勝にも僕のところにやってきた鳥山君。
「はっはーん。オレ散々な目に遭ったの知ってるだろ。何を今更」
「だからそういう負け組の人の失敗とか、蹉跌とか後悔を聞きたくて」
「さすが、よく分かってるな」
僕は喜んで彼に心得を指南申し上げたのです。
「1年生は生活指導がクソ大変で、1学期に5キロは痩せるよ。
でも笑いのハードルが恐ろしく低いから、授業が停滞したときなんか
軽く『う○こ』と呟くだけで笑いがとれる。こんな楽な話はないね。
僕みたいな品のない奴ですらそうなんだから、
君みたいなイケメンがやれば効果絶大さ」
そう彼に告げて、プラス「魔法の呪文」と題したメモ書きを渡して
健闘を祈ったのです。
後日、彼は鉛筆の持ち方の指導に行き詰まった際、
僕が渡した「魔法の呪文」その1の
「う○こ○○○ん」を出し抜けに発言し、
アドバイス通り笑いをとったそうです。
翌日、各家庭からの連絡帳が多数寄せられたそうですが、
1年生の1学期は保護者が異様にぴりぴりしてるのを言い忘れてました。
しかしながら、NEWSのメンバーに似ている爽やかイケメンの彼が
教壇で下品な台詞を吐くさまを想像して笑い転げてしまった僕は
あることを思いつきました。
それは、かねてから密かに計画している
「お笑いデビュー」で、以前友人に
「一緒にエムワンに出よう」と誘われて以来心の片隅で眠っているのですが、
漫才コンビを結成するというのがちょっとした夢。
で、テレビ番組なんかで昨今のお笑いを研究している僕ですが、
やっぱり、何らかの場面設定があって、
ボケの人が日常と断絶した演技をして、
ツッコミの人が日常に引き戻す。みたいなオーソドックスな漫才をやってみたいですね。
で、その場面設定を、使い古された感もありますが
学校の教室、ていうのにして
登場人物を先生にしたら、上記の鳥山君のような、
「爽やかだけど下品」
「真面目だけど卑猥」
「二枚目だけど低俗」みたいなキャラクターを
ボケ役として設定できるわけで、あ。台本ができた。
鳥山君とコンビを組めたらいいんだけど、彼も
崩壊しつつある学級でそれどころでもなさそうだから、
誰か僕の妄想に付き合ってくれるヒマな人はいないかしら。