RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

オバマ新大統領閣下に捧ぐ

最初はくま一体を抱えていれば済んでいたのに、

いまではくまが5体に増え、大麻が大きくプリントされている

お気に入りの毛布を二枚確保しないと「ねんね」してくれない豚児です。

これだけの大荷物を毎晩寝室に連れて行き毎朝リビングに運ぶのですから

面倒な話です。くまちゃんたちに囲まれて幸せそうに寝ましたよ。

オバマ大統領が誕生して大きな話題となり、このことについて触れんと、と

思っていたら一週間が過ぎてしまいました。

まあ、黒人(系)の大統領が誕生してこれだけ熱狂しているアメリカという国について

正直、今更…という感も否めないのですが、やっぱり低いトーンの演説はシブいし、

背も高くてカッコいいので分かる気もします。

昔、アメリカの大統領は「WASP」しかなれない、と教わってじゃオレ無理だな、と

思ったものですが、古くはケネディが、最近はクリントンがそのタブーを破って、

ちょっと多様性が出てきたところ、さきのブッシュ政権

(黒人の)パウエル氏が国務長官に就任したり、同じくライス氏が

大統領補佐官(のちに国務長官)になったりして、へえすごいなあ。と

眺めてたのですが、実はそのへんから黒人大統領への

布石は地味にちょいちょい敷かれていたんだなあと思います。

しかもこの人たちはそれなりに仕事をしたので、黒人政治家のイメージアップに

つながったかもしれません。オバマ氏も感謝すべきでしょう。

前大統領の評価が世界的にも決してよろしくなかったことが

民主党政権を生んだわけだし、ブッシュ氏にもヘンな意味で感謝を捧げるべきかもしれません。

僕はマケイン氏が勝つと予想していたので見事に外れました。

しかし、ブッシュ大統領があの飛んできたクツをかわした一件は本当に見事だと感心しました。

あれだけ暗愚の謗りを受けつつも、やっぱり大統領ともなるヒトはちゃうなあ。

しゃべってる最中でも、常に戦闘モードというか、殺気に目を光らせてるんだもんね。

さて、僕はアメリカ合衆国大統領の中では何人か気になる人がいるんですが、

印象に残っているのは、と問われたらレーガン大統領を挙げます。

幼い頃、居間のテレビからさんざん聞かされた「ナカソネさん」と「レーガン大統領」、

幼心にこの人ら偉いんだ、と感じたのがポリティクスへの原体験というか、

首脳会談の映像とかが強烈に印象に残っています。俳優出身だけあってカッコよかったしね。

アルツハイマー病との闘病に苦しんだ晩年は、悲しくもありました。

しかし、尊敬するのは。と問われたら、僕は

セオドア・ルーズベルト大統領を挙げますね。

日露戦争で世話になったとかそんなのもあるんですが、

やっぱり大統領たるもの、何かその名を後世に残すような偉業をなすべし。

リンカーンなんかはすぐに「人民の…」の一節が思い浮かぶくらい偉い人だし、

ニクソンといえば「ウォーターゲート」と反射的に出てくるくらい残念な結果だし、

フォードみたいに何をしたのかよくわからない影の薄い人もいますが、

なんとセオドア・ルーズベルトはあの、ぬいぐるみの大統領ともいうべき

テディベア」を生んだのです。

なんたる偉業。同じルーズベルトでもフランクリンの方とは大違い。

オバマ新大統領閣下にも、歴史に残る立派な仕事をしてもらいたいものです。