会社の帰りにまたI市まで行こうと思って
定時に退社する予定だったが、会社の電気系統に
発生したトラブル対応のため少し残業してしまった。
原因は夏に行われた行事の際に分電盤をいじったためで、
正確にはいじったままきちんと元に戻せていなかったからで
なかなか特定できず、来てくれた電気工事士の人には
あちこち歩き回らせて酷く迷惑をかけた。
去年もそうだったけど、分電盤から電気をもらうのはいいが
使い終わった後はちゃんと元に戻して欲しい。
その後、I市までVOX号を飛ばし、消防本部に参上。
イケメンに拘泥するが今回もやはりイケメンの消防士の方より
頂戴した。「ご苦労様でした」
これで僕も普通救命講習Ⅱ修了者である。
滅多にしないロングドライブのため帰途、
へとへとになったが
珍しいことをすると珍しいことに遭遇するもので、
道すがら昨日は二つ、初めて出くわしたものがあった。
一つは「原付の二段階右折」である。
僕自身たまにすることがあるが、他の人がやってるのを
見たことがなかった。
日没後の国道を右にウィンカーを出す原付一台。
しかし右に出しつつ実際に曲がったのは左。
おいおい間違いかよ。と後ろを走っていた僕は訝しく目で追ったが、
当の原付は左に曲がったあと軽くUターンし、
進路を右向き（ウィンカーが出ていた方）に変えて停車した。
横断歩道の手前あたりだった。
言うまでもなく二段階右折である。
迷いのない、美しい二段階右折であった。
もう一つは
「痛車」である。
「痛車」というと近年ブームになっているが
ニュースではともかく僕は公道で目の当たりにしたことはなかった。
交差点で停車した僕の隣の車線に停まった古い型のスープラ、
サイドとリヤガラスに大きくアニメのキャラクターがプリントされている。
あっこれが風の噂に聞く「痛車か」！と驚きのあまりまじまじと眺めた。
アニメーションに興味はないのでカッコいい、とは思わなかったが
クルマに大胆にペイントを施している行為自体は羨ましかった。
僕も条件が整えば愛車ムーヴ号をドレスアップさせたい。
ペイントするのはアニメーションではなく、
モータースポーツのクルマのようにたくさんのスポンサー名が
書いているのが憧れである。
広告いただく企業は僕に関わりのある企業、
当然勤務先の鼻山商事は入るし、
例えば株主でもあるイオン、または豚児が世話になっている
Y耳鼻科なんかがいいだろう。
それら企業のロゴを背負って僕のムーヴ号は１７１号線を疾走するのである。
カッコいいね！
