社内ＬＡＮ - RoseEnNoir午前零時

昨日は朝から頭ががんがんしてしょうがないので、昼にボルタレンをのんだ。その後は元気だった。元気になった僕に社長が「こんどの会議の案件にあるソーラーパネルについて資料を集めておいてくれ。じゃね」とレポート用紙を渡して去った。さあて。元気になったことだしやるか。と思った矢先、会社のネットワークがダウンして作業が止まってしまった。それは僕だけでなく他の人もだが。ネットワークの保守管理はアウトソーシングで丸投げしているウチの支店だけに、突発的なこういう事態に弱い。大抵そこに居合わせた僕がボランティア的に対応して大概失敗するが、今回もそこに居合わせた僕がネットワークセンターの指示を仰いでボランティア的に対応することにした。電話したところ、サーバーの不調ではなく、どっかでＬＡＮがループしている（ショートみたいなもん）、またはプリンタサーバーの誤作動がＬＡＮ全体を麻痺させているか、ということで、対応はとりあえず全てのＨＵＢやプリンタサーバーの電源を切り、接続を遮断し、一個ずつ繋いでみてテストしていくことで異常のあるＨＵＢまたはプリンタサーバーを特定しろ。という面倒なものだった。「えーパソコンうごかねえじゃあん何だよこれえ」「ちょっと待っててくださいね。いま原因を探してますから」「早くしろよお。こっちは急いでんだからあ」僕もいつか「早くしろよお」と言う側になりたい。しかし、地道にやっていれば光明は射すもので、一台、これに繋いだら全部がおかしくなる。というＨＵＢを発見した。諸悪の根源であった。僕はループを起こしていた接続を叩き斬り、無事にＬＡＮを復旧することが出来た。その間、実に二時間であった。ふうやれやれ。これでやっと社長に頼まれていた会議の資料作成にとりかかれるぞ。と白紙のレポート用紙が山積みのデスクについた矢先、社長が帰ってきた。「なんだ。もう二時間も経つのにまだ一枚もできてないじゃないか」