雨の葬列 - RoseEnNoir午前零時

日曜だが、会社のイベントをサボって休んだ。簿記を受検するためで「あった」。これが結果的に状況を救うことになったのだけれども、昨日妻の祖父が逝去した。先程通夜を片付け、帰宅したところである。国鉄マンだった祖父は、孫の婿（僕）が滋賀の出自だと言うと、「江州にはぎょうさん知り合いがおってなあ」と、滋賀の思い出話をたくさんしてくれた。「アメリカ村ってとこがあるやろ」「ああ、彦根の八坂ですね。村の人がブラジルに大挙して移住したからそう呼んでるんですよ」とか、地元の人でも忘れてしまっている逸話を知っていた。僕の実家から最寄り駅になる河瀬の知人、米原にかつてあったヨットハーバーとか、野洲のお寺に疎開した話。あと、実家が僕のいまの仕事場の近所なのでその辺の話をいつもしてくれていたが、以前より患っていた病気が春先からいよいよ深刻になり、初ひ孫（豚児）の誕生日前日にお亡くなりになった。豚二の顔を一目見て貰えたのは幸いだった。冥福を祈りたい。