朝。
いつもはぐずぐずしてなかなか起きない豚児が
珍しく6時半頃にとことこ起きてきた。
本来なら慶賀すべきところだが、
豚児の場合「自ら起床する」というのは
何らかの眠れない要因があるからであり、
例えば発熱している。とかいうことである。
顔色もなんだか青い。
熱を測ってみたら37.6℃。微熱がある。
さて土曜日。ただの風邪かもしれないが、
また中耳炎からくる発熱の可能性もある。
そのうえ前日、妻が
保育園で溶連菌の感染者が出た。という情報を
キャッチしていた。
そのため午前、豚児を連れて耳鼻咽喉科へ。
中耳炎じゃないといいけどな。
もしかして溶連菌?そんな疑いを持っていた僕は先生に
「あのう保育園で溶連菌が流行ってるらしいんですう」と
訊ねてみた。
じゃあ検査しましょうかー。と迅速簡易検査キット。
喉やハナの奥に綿棒をつっこんでぐりぐりする、あの痛いやつである。
果たして10分後、
豚児の粘膜からはちゃあんと溶血連鎖球菌が培養され、
見事陽性と相成ったのである。
溶連菌は後日腎盂炎を引き起こしたりするしぶとい一面があるので、
最低でも十日、場合によって二週間、抗生物質を服用する必要がある。
処方してもらったのはメイアクトだった。
ここのドクターは本当にメイアクトが好きだが、
普通溶連菌の退治にはペニシリン系が第一選択のはずである。
まあ、どちらもグラム陽性の細菌に有効だから同じではあるのだろうが。
これらの抗生物質を服用すれば溶連菌は確実に撃退できるので
ともかくも発熱の原因が分かって良かった。
なので昨日からずっと豚児は蟄居の身である。