RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

黄色い白鳥

ありがとう。

無事卒業検定に合格、あとは

運転免許試験場での適性検査、要は書き換えを残すのみとなった。

ずっと前から緊張でぷるぷる。

今日も検定は午後なのに午前からずっと落ち着かないし、

不安。

早めに行って今日の検定コースを確認しよう、と

小一時間前に教習所に到着したらもう検定コースが張り出されていて

僕の好きな「1」の方だった。2に比べ、右折が一回少ないのである。

ラッキー。また、僕以外にも一人普通自動二輪の受験者がおり、

どうやら16歳、高校生だろうあんちゃん。

コース図とにらめっこ、そわそわ挙動不審の僕と比べ、

あんちゃんときたら「卒検受けにきたんすけどー」と

チーッス。という感じの至って軽いノリ、もちろん試験前の緊張感など

まったくない。

この違いはどこからくるのだろうか。

2階に移動し、説明を聞く。

「まあ普通に最後まで走ったら大丈夫ですから」という説明に

そうだ。細かいことは気にせずとりあえず完走を目標にしよう。と

決意を新たにした。

ラッキーだったのは、そのあんちゃんが先に検定だったということで、

見学しながら準備することができた。

自分が先でなくてよかった。

しかし心臓は馬鹿みたいに脈打つ。

たかが小型二輪、しかもATである。

ええ年した大人が情けないが、とにかく運転が苦手なのである。

あんちゃんはまあ無難に終えたよう。

僕の番。

小雨なので急制動のラインは雨用で。とのこと。

「いつもどおり止まってもいいですか」

「いいよ。でも別にプラスにはならないけどね」

スタート。いつもふらふらだが今回も変わらない。

飲酒して運転した方がマシかもしれないくらいの不安定さだ。

一応、教官がコースを指示してくれるので、

その度に「はい!」「了解!」「ッス!」と気合を入れつつ走った。

ふらふらでゴール。完走したからよかったじゃないか。

結果、あんちゃんも僕も合格。

「もっと元気よく走った方がいいよ。ふらふらだし」

有難いお言葉をいただき、無事卒業と相成った。

ありがとうT教習所。

教習は苦難の道のりだったが、少なくとも

教官の人はみな紳士的で僕を軽侮したり罵倒したりすることはなく、

繰り返し同じことを聞き同じ過ちを繰り返す僕に親切に指導してくれた。

右折という指示に左折したり、これがかつてのH自動車学校だったら

撲殺されてたんじゃないだろうかというヘマに対しても、内心はかなり

呆れられていただろうが、普通に指導してもらえた。

ともかくも、これで僕もライダーの仲間入りである。

帰り道バイク屋さんに寄って合格報告、そして

ヤマハ社製の125CCスクーターを発注したのであった。

今日は他にも午前は床屋さんに行ってカラーを入れて貰ったり、

エポックメイキングなことがいろいろあった。

いつまでもふらふらしている訳にはいかない。