「しぶとさ」が
もっと評価されていい。と
昔、コンサルタントか何かの人の講演で聴いたことがあって、
深く頷いたことがあった。
闇雲な根性論は身を滅ぼすだけだけれども、
誰もがスマートで、合理的で、正しい認識の人生を送れる訳ではなく、
不器用で、見当外れで、間違った思い込みに支配されつつ
藻掻いている人も恐らく相当数いる。
勿論、それらは修正できればした方がいいけれども、
長い人生で固着した思考様式を
そう簡単に変えることができるのだろうか?
結局、その場しのぎではあるが
運命を分けるのは「しぶとさ」ではないだろうか。
で、豚児。
案の定昨日は保育園に行ってもぐずり、
日中も「体調不良」を訴えてサボろうとしたようだ。
それが感染症や類する疾患ではないことは容易に察知できる。
休み明けの定番だからである。
ぐずぐず言うのは僕は一向に構わないものの、
周囲に迷惑が掛かるのは避けねばならず、
「人生では、勉強とか仕事とか面倒で嫌なことの方が
圧倒的に多い。我慢しろ。ひたすら耐えろ」
と、説いた。
まあ、それで聞くようならこんな楽な話はないが。
僕はあと「逃げる」というオプションも持っているが
まだ時期尚早かと思って教えなかった。
スマートで、合理的で、正しい認識を教えてやれば一番良いのだが
僕自身ができないので無理だ。
今日も親子揃ってぐずぐず言うだろう。