物理の授業。
謎の記号が黒板を埋め尽くす。
ノートに鉛筆を走らせる音。音音。
呆然とする僕。
・・・・・・ここで目が覚めた。
僕の高校時代はこんなだったと思う、
嫌な夢の途中、目覚ましが鳴って起床したが
気分の悪い夢だった。
人生の一つのピーク(密度という意味で)は
高校生の時分にあるんじゃないかと思うけれど、
短くない通学時間、
全日制であれば朝から夕までみっちり授業、
古文から物理まで異様に幅広い勉強を毎日予復習していくことに加え、
人によってはこれに
クラブ活動であったり、恋愛行為であったり
いろんなオプションでさらに圧迫されるのである。
よく、テレビの学園モノのドラマなんかで
自由を謳歌する存在として描かれる高校生をそっくりそのまま信じていた
僕としては、その現実との落差は激しく衝撃的に感じられた。
僕は営業職時代と高校時代には絶対に戻りたくない。
いまはいまできついけれども、上記二つに比べたら
遙かにマシなのでなんとかやっていけるというのはある。
そういう意味で、通過儀礼的にきっつい高校生活を体験させるというのは
意義のあることなのかもしれない。
今日は労災保険法について勉強した。
できるならお世話にならずに一生を終えたい分野である。