RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

肺炎

同時多発テロ。という言葉は

語感といい、含意といい、よくできていると思うし、

よくできているからこそ安易に使いたくないなあ。と

思うのは僕の言葉に対するこだわりというか、

完成度の高い言葉ほどついそれに頼ってしまって

表現の幅が狭まるような気がするのであるが、

昨日今日はまさしく同時多発テロ

僕も仕事を休まざるを得なかった。

昨晩。

熱が下がらない豚二を再度耳鼻科に受診させたところ

呼吸音が何やらおかしい。

気管支炎、もしくは肺炎の疑い。とのこと

まずい。ヘタをすれば入院である。

ドクターは親切に総合病院へ宛てた紹介状をしたため、

僕に持たせてくれた。

「いま(夜)からでも行くと良いよ」

僕は早速総合病院に電話、夜間の救急での受診を打診、

しかし返ってきた返事はつれないもので

「満員だからダメです」

紹介状を手にがっくり、

しかしマジで肺炎だったらマジでヤバいので、

放置するわけにも行かず高槻島本夜間休日診療所に打診、

こちらで診察して貰えることになった。

ここはたぶん三島地区(吹田茨木摂津高槻島本)で

唯一365日の夜間診療を行っており、なおかつ小児科もあるのである。

こんな心強い病院が近くにあった。

僕が10年前にインフルエンザで死にかけたとき、

枯渇していたタミフル(その頃は今のように備蓄されていなかった)が

ここにだけはあり、助かったのを憶えている。

果たして小児科の先生は弱った豚二を親切に診てくれた。

レントゲンの所見ではまあ、肺炎ほどじゃないけど気管支炎だね。ということで、

クラリシッドを一日分処方。

翌日に再度受診するように。と大阪医科大学附属病院への紹介状を

僕に持たせてくれた。

帰宅したら夜12時。

明くる今日、

出社した僕は課長に頭を下げ、お休みをいただくことにした。

「座席は保障しないけど」

返す刀で帰宅、

豚二を大阪医科大学附属病院へ連行。

ここまでは予定通りだった。

携帯が鳴る。ああスマートホンって扱いづらい。

「あのう。保育園ですけど。豚児ちゃん熱でてますよ」

僕はどうして一人しかいないのか、いつも思う。

二人、できれば三人くらいいればいいのにと本気で思う。

豚二の大阪医科大学への受診は妻と交代、

僕は保育園に豚児を迎えに行き、そのまま耳鼻科に連行。

おそらく扁桃腺がらみの熱だと推測したからだ。

読みは的中し、扁桃腺が腫れていると言うことで

第一選択はやっぱりペニシリン系、

ワイドシリンを処方された。

豚児、豚二ともにノックアウトされていまは寝ている。

僕は寝ているわけにはいかないけれど。