RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

賀正

あけましておめでとうございます。

元旦から午前1時半起きと、

早く標準的な日常生活へ戻ることを願ってやまない。

あと一年もすれば、

豚二ももう少し寝てくれるようになるだろうか。

この三日ほどは豚二の暴れっぷりも尋常でなく、

家族共々かなり消耗した。

稼業中でなく年末年始の休みの間で良かった。

しかし今年は妻も職場復帰、豚二もうまくいけば

保育園入園になり忙しくなる。

生活の質を上げるより、

とりあえずそれ自体を維持していくことが最重要課題である。

先日来より北摂FP事務所http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~presso/

開業準備で大忙し(嘘)だが、あれは

「生き続ける」という

僕の切実な問題意識が動機にあるのであって、

経済の貧困、魂の貧困から救いたいのは実は自分自身の生活でもある。

マネー雑誌によく登場するFPの人たちは、

やれソブリン債だ、やれアセットアロケーションだ。と

がんがん資産運用、バラ色の未来を説いているが

実際のところ僕みたいにただ仕事家事育児、と

日々の生活を送ることだけに汲々としている人間も

僕ほど深刻でなくても推測だがたぶん大勢いるのである。

目立たないので分からないだけではないだろうか?

なぜそう言えるのかというと、ひとつは、

一応、社会人として10年過ごしていろんな人を見てきた

個人的な感想からである。

もうひとつは、

やっぱり成功者とかそれなりに裕福な層は

そういう人たちの暮らしがモデルとして語られるものであるからだ。

僕の地味な日常生活をドキュメントしたところで

誰も読みたくないだろう。

逆に、極度の貧困とか、極端な悲劇については

それはそれで興味を惹くし多く報道されるが

必ずしも絶対数を反映したものではない。

富裕層はマーケットも揉み手で迎え入れてくれるが、

購入単価の低い僕とかはあまり相手にされない。

ファッション誌を読めば分かるように、メディアは

セレクトショップ

1まんえんのニット、

7まんえんのコートを買う層をメインターゲットにしているのである。

モデルがしまむらの服を着ていたためしがない。

それに人間、虚栄心というのはどうしても働いてしまうもので、

「いっやー減税もあと少しだしエコカー、買っちゃおうかな」

「いいねー。やっぱエスティマハイブリッドだねー」

という会話の中では、

「エクストレイルもなかなかいいよね」と

適当に話を合わせてしまいがちで、

なかなか

「減税ていうか、タダにしてくれないとウチは車を買えないよ」

という真実は

水も差すし言いにくいものである。

だからサイレント、見えないのではないだろうか。

誤解の無いように言えば、

北摂FP事務所はエスティマハイブリッドを購入することを

目標にコンサルティングをするのではない。

求めるのはただ、生活の安定である。

生活水準を見誤って無理をするより、

身の丈に合ったライフプランのもとに生活を、したい。

魂の安寧を求めてやまない2012年である。