珍しく遠出をした。
スエーデン発の家具屋さん、イケアが関西に上陸して久しいが、
天気もいいしここはひとつダイニングテーブルを新調しようかしら。と思い立ち
はるばる阪神高速で大阪は鶴浜を目指したのであった。
高槻からの長旅だが僕ののろのろ運転でも一時間と２０分ほどで着いた。
開業当初は大変な賑わい（混雑）が伝えられていたが
もうほとぼりも冷めただろう。とタカを括って行ったら
大間違いであった。
１０時半ごろお店に到着したがもう立体駐車場にはかなりの台数、
ぞろぞろ列をなして人々が入店している。
店内も人混みで既に溢れ返っており、
一方通行的に配されたショウルームを流れに沿って眺めていく他ない。
ここは一般的な家具屋さんと異なり、
水族館的にほぼ館内を一巡するような見学コースが定められており、
たとえば「今日は本棚が見たいから本棚コーナーへ直行」といった
売り場へのダイレクトアクセスが難しい。
食器棚を探しに来た人も炬燵を求める人もみな一律に
同じエントランスから同一順序ですべてのコーナーを巡る必要がある。
その途上、お目当てのものがあったらそこに逗留する。という感じである。
まあ僕らもその掟に従って、今回は関係のない
ベッドコーナーやソファコーナーも満遍なく通過し、
ダイニングテーブルコーナーで
「コレ天板が鏡面仕上げだったらいうことないのにねー」等と
暫し品定めをした。
レストランがやたら混む。と事前に予習して行ったのは正解、
１１時に一旦買い物を打ち切りレストランに並んだ。
既に長蛇の列、
セルフサービスのそれは意外にも列の進みが遅かったが、
ぎりぎり座席を確保して食事をすることができた。
まさかであるがこんなところでほいくえんの同級生に会った。
そしていくつか小物を買って帰った。
混雑ばかりが印象に残ったが、
ゆっくり買い物をしたければ平日に来なければならないだろう。
