降り立ったのはなんば、
忙しなく人が行き交うここはそう大阪の中心。
MOS(
Microsoft Office Specialist)の一斉試験を受検するため
単身、会場のパソコンスクールに足を運んだ僕。
「あのうモス受けに来ました」
今回受けるのは
MOSのエクセル2003、
なぜ最新の2010や主流の2007でないのかというと
単に僕がバージョン2003しか持っていないからである。
だが「
スペシャリスト」の名前に憧れ
「
スペシャリスト」になれるなら。と旧バージョンの2003を敢えて受検。
わずか二週間だったが毎日隙をみて勉強してきたのである。
とはいうものの、「
スペシャリスト」の名とは異なり
試験の内容自体は特別でなく基礎的なことが殆どである。
難問奇問で篩にかけるような選抜試験でなく、
運転免許の試験のように、
基本的に「通す」ための試験と考えて良いだろう。
それはそれで落ちたらひどく格好のつかないことであり、
変なプレッシャーを感じながら試験に臨んだ。
僕は勉強中もよく
セルの範囲指定を間違ったり
問題を飛ばしてしまったりと
イー
ジーミスを連発していて、
それだけはすまい。と舐めるように画面をチェック、
慎重に問題を解き進めた。
テキストは二冊対策用に購入、全て読み終えていたのだが
今日の試験は一個
「リサーチでMSNのなんとか」とかいう
見たことがない問題が出てその時は焦った。
たぶんこうだろう。と適当にやり過ごした。
で、この試験は全て問題を解き終えた直後に
いきなり合否が判明する。
最後の問題を解き終えて数秒、
八百万の神にお祈り、
そしたら無事、
「合格」の表示が。
驚いたのは、
1000点満点の試験で
1000点の結果だったということで、
つまりパーフェクトだった。
テストで満点をとるのは
恐らく小学生以来の珍事だろう。
パソコンスクールのおねえさんも
「すごいですね」と言ってくれた。
最近何をやってもうまくいかないが、
たまにこういうことがあると人生、
もう少し生きてみようかな。とも思える。