RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

固定資産税

昨日も黄砂がひどかった。

ちょっと先の景色に既に霞がかかるそれは、

いかにも五月病的な光景である。

休みだが豚児・豚二の世話もあるし

あれこれ気になることもあるし

呑気にゴロゴロできる感じではない。

いまの僕にとって一番贅沢なのは

「何の世話もせずにぐうたら家で過ごす」ことだが

これが叶うのはかなり先のことだろう。

さて、昨日は

出納を代行してくれるローソンに

我が家の固定資産税を支払いに行ってきた。

15まんえん。

入院費用とミルク代で貧乏どん底の我が家に

大打撃を与える額であるが、

やむを得ない。

15まんえんの固定資産税、というと

故国滋賀県なんかでは「どんな土地持ちじゃい」と

驚かれるかもしれないが

(木造家屋はあまり固定資産評価の対象にならない)

高槻、いや大阪の地価が滋賀県のそれを

凌駕しているからであって、

目安としてはとしては滋賀のJR駅前の土地が

大阪の住宅地全土に広がっている感じである。

なので、大阪で家を持つには

固定資産税を10万以上払うのがまあ普通であり、

持ち家のデメリットとして固定資産税に触れられることは

割と少ないが、実はかなりの出費になることを覚悟せねばならない。

「家を買う」ということにはいろんな意味があるので

金銭面だけで検討は出来ないが、

少なくとも金銭面だけに絞って考えると

FP2級技能士としては決してお勧めできる選択ではない。

ましてや、自分もそうだが、

35年とかの長期ローンを組む、

つまり借金を背負うということが

いかに危険なことか最近になって特に感じられる。

無論、例の震災を引いているのだが、

15年ほど前にはもう一つ別の震災があった訳だし、

となると向かって15年にも何かまた大きな災害が

あるともないとも言えない。

それでも前後併せて30年である。

97年にはアジア通貨危機が起こり、

01年にはあのごついテロがあって日本ではITバブルがはじけている。

リーマンショック、世界通貨危機が起こってからまだ4年しか経っていないが、

これらはこの先15年にも起こらないとは言い難い。

例の震災が起こって僕が真っ先にビビったのは

円の大暴落、であったが

震災後には反対に円高になった。

経済というのは訳が分からない。

とりあえず僕がローンを返済し終えるまで国債がもってくれたらいいが、

万が一暴落とかなった場合(長期金利の急上昇)

全額変動金利でローンを組んでいる僕は「おしまい」である。

ならば固定金利でローンを組めばいいのか、というと

金利を見れば分かるがそう簡単な問題でもない。

なので今日も僕は節約節制に勤しみ

清貧に甘んじることにするのである。