今日は少しサボって４時起床である。
妻に悪いので、起きたらすぐに豚二をリビングに連れてきた。
育児は長期戦なので僕、妻がヘタらないよう
互いのペース配分に注意せねばならない。
昨日は黄砂がひどく、数十メートル先の景色も
霞んで見える有様だった。
それとは関係ないが
豚児が朝、保育園に行くのをゴネて少しく面倒だった。
連休の谷間だからである。
元来、誰に似たのか外出を避け内向的な性格である豚児は
好き好んで保育園に登園しないばかりか、
行っても渋々だし３歳児のくせに
「今日は何曜日？」とやたらカレンダーを気にし、
金曜日だけはやたら元気というおっさんみたいなタチである。
で、不意にたのしい３連休が訪れ、
その後にもまた３連休が控えている、とあっては
保育園に行く気が失せるのも自然の流れ。かもしれない。
もっとも、僕も会社に行くのがイヤで仕方なく、
特に休みに挟まれているこんな日は仕事が倍増するのが目に見えていて
実に憂鬱であった。
おまけに僕が出なければならない会議もある。
この会議は僕の司会が実にだらしのないもので、
出席者全員の顔に「時間の無駄」とはっきり刻まれているのが見えた。
それもあって今朝はひどく気分が重い。
だから起床が１時間遅れた。
五月病という言葉があるが、
僕や豚児の状態はそれにぴったりなんだろうけども
不思議なことに思われる。
一年で最も過ごしやすい季節を迎え、
しかも大型連休でハネを休めたり伸ばしたりできる。
ダークな心情とは真反対の季節のはずが、
ダークな心情に陥る人が増える季節が５月なのである。
例えば月１００時間以上の残業とか、
睡眠時間が４～５時間の日が１ヶ月以上続いたりとかの場合に
様々な疾患のリスクがぐんと高まるのだけれども、
多くの職種ではゴールデンウィークは休みなのである。
「休みが楽しい分、ふだんの仕事のイヤさとの落差がこたえる」
という意見はなんとなく同意でき、
なので僕は何度か
「全日休日出勤して全く楽しくない連休」を
試してみたことがあるが、
やっぱり結果は同じく、ダークなものであった。
不思議である。
５月は好きな季節だが、
苦手な季節でもある。
