RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

恋愛の不可能性

滅茶苦茶忙しい。

仕事も家庭も破綻しないよう今のところ

何とか持ちこたえているが、

この先どうなるかわからない。

まあこうして豚児がAKBを観ている横で

日記を書くくらいの時間はまだあるけれども。

先日の会食に端を発するのだが、

僕の大好きな色恋沙汰の話になって、

恋愛の不可能性について色々考えさせられた。

それまで全く赤の他人だった二人が

同じ部活だったとか、会社で席が隣だったとか

まあ何かのきっかけで

互いに歩み寄っていく過程が恋愛、だと思うのだけれども

実に不思議な営為というか、

なんで○○が××と。みたいな、

客観的な理屈では割り切れない部分がどうしてもあって、

なんで○○が××と交際するの。という場合があれば、

なんで○○と××が破綻するの。という逆のケースもある。

誰が誰を選ぶか。ということには

ひとかけらの神秘が宿っている。

いずれにせよ、果たして人間は分かり合えるのか?という

大命題がそこに横たわっているのだが、

僕は、

「だいたい分かり合えると思う」と

答えると思う。

よく、

「ありのままの自分を受け入れてほしい」とか、

難しい要求をする人がいるが、

これは受け入れるのが難しいのではなく、

ありのままの自分というのが茫洋としていて

どういう自分なのか

よく分からないからである。

僕だって、

家に一人でいる自分、家族と一緒にいる自分、

仕事をしている自分、歯医者さんで治療して貰う自分、

どれも違う自分だが、

どれも嘘偽りなくありのままの自分である。

それら全てを受け入れて貰うのは大変だし、

その必要もないと思う。

上記のようなことは前にも書いたのだけれども、

今回気づいたのは、

この人は恋愛に不自由しないだろう、という

イケメンや美女の人でも、

それなりに恋愛の不可能性に直面している、ということで、

恋愛に不自由する僕には少々驚きの発見であった。

俗に言う「高望み」という括りでもない。

イケメンや美女の人はあまり苦労しなくても

恋愛対象を得られるのでそれこそ

「ありのままの自分」で振る舞うことが可能であるはずで、

僕みたくハンデがある人は

BMWで送迎したりイタ飯をごちそうしたり

かなり無理のある自分で振る舞う必要があり

でもかなり無理がある自分なので底が浅く破綻。

・・・であるはずだったのだが、

それぞれに苦労はあるらしい。

ただ、やっぱり僕がそうしたイケメンや美女と

恋愛観を議論するとやっぱりどこか噛み合わず、

立場の違いを感じるのである。

世間一般に「恋愛」を論じた書物は数多あれど、

その9割がイケメン、美女の立場から記してあるのであり、

それらを読んだり聞いたりするときは

自分が果たしてどの立場に属するのか弁えてからにしないと

大きな誤解を生むことにもなろう。

今日もチョコラBBをのんで寝よう。