RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

節分

「パパなんでおそかったの」

「パパなんでむかえにきてくれへんかったの」

と、普段は愛想ないのに今日はやけにすり寄ってくる豚児。

一昨日の保育園の鬼は上級生によると

「史上最凶」だったそうで、

今日も先生が節分だし鬼の話をしたら豚児、

また泣いてしまったそうな。

で、ビビりが止まない豚児を迎えに行ったのが

運悪く妻だった。

つまり、パパに鬼から助けて貰おうと期待していたところに

戦闘力0のママが来たため絶望してしまったのである。

なぜ僕が今日保育園にお迎えに行けなかったかというと、

残業する羽目になったからだ。

来客の訪問が夕方遅くにずれこみ、

これをずらかったらちょっと損失が大きいので

僕は泣く泣く妻に残業の連絡を入れ、

午後6時半まで商談をしてきたのである。

なんだ。6時半なんてまだまだこれから。の時間だろ。と

いう人がいるかもしれないが、

保育園は延長料金を払っても

午後7時までしか預かってくれない。

是が非でも午後7時までには保育園の門を叩かねば

ならない制約下で、6時半まで残業というのは

かなり厳しい状況である。

もっとも、今日は妻に代わりに迎えに行って貰うことで

切り抜けたが、

帰宅したら妻は横になっており腰が痛いおなかが痛いと

依然故障者リスト入りしたままで

戦力構想には入らないのだ。

今日は妻にも豚児にも我慢して貰ったが

これは何日も続かない。

共働きの社会人は家庭をどうやり繰りしているのだろう?

今日は仕事そのものでも朝から走り回ってキツい一日だった。

それでも日々人格の崩壊と闘っていた営業職の頃の

平均的な一日と比較しても随分マシな一日であるが、

営業職の頃と違うのは、

妻の妊娠に加えて豚児という猛烈に手を焼く存在がいること、

これらを一括りにしていわゆる「家庭」があることで、

仕事と家庭の二面作戦は

かなり消耗戦の様相を呈しつつあるのである。疲れたね。

こんな時はいつも

自分があと一人いたらなあ。と空想するのだが、

一人の僕は仕事に専念し、

もう一人の僕は家庭に専念する。

そしたらどちらも完璧にこなせるのになあ。と

思うのだった。