RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

確率論(3)真の多数派

前回、前々回と

「やっぱり大勢に倣って平凡に生きていくのがいいよね」と

考察、検証してきたが、

今回のはいまもって僕が答えを見つけられていない難問、

「何が多数派か」

という命題である。

僕みたいに

「多数派に属して生きていこう」

という人にとって、

何が多数派か。というのを見極めるのは

実は結構難しく、また誤りやすいものである。

すぐに思いつくのが世論調査だったり、

マーケティング等でよく実施される市場調査だったりするが、

大手新聞社とかが実施しているからといって油断してはいけない。

例えば朝刊に、

しろくま愛護法案に反対 多数に」みたいな見出しが

でかでかと載っていて、

じゃあ多数派志向の僕もしろくま愛護法案に反対しよう。と

思って下の小さな円グラフを見たら

「賛成:25% 反対:35% わからない:40%」と、

実は「わからない」が一番多数派であったりする。 

豚児が年末の出国ラッシュのニュース映像を観て

「パパとんじもひこうきのりたい」

「みんなのってる」等とぬかすことがあるが、

年末年始を海外で過ごす人はせいぜい、

60万人程度である。

残りの国民1億2千万人以上は

大人しく国内で初詣に行ったりしている。

だが、難しいのはここからである。

じゃあ僕も国内で初詣に行くという

多数派の過ごし方をしよう。正月は。

と思っても、

自分の周りに聞いても

初詣に行った人というのは案外少なかった。

また、

揺るぎなくこれは多数派の過ごし方だろう。

と自信を持って

「無病息災」と大書した凧を揚げに外へ出たが、

近くに凧を揚げられる場所はなかった。

いったいみんな(多数派)は何をして生きているのか?

正月にタコをあげようとする僕はマイノリティか?

分からない。

何がマジョリティなのか誰か教えてほしい。