前回、前々回と
「やっぱり大勢に倣って平凡に生きていくのがいいよね」と
考察、検証してきたが、
今回のはいまもって僕が答えを見つけられていない難問、
「何が多数派か」
という命題である。
僕みたいに
「多数派に属して生きていこう」
という人にとって、
何が多数派か。というのを見極めるのは
実は結構難しく、また誤りやすいものである。
すぐに思いつくのが世論調査だったり、
マーケティング等でよく実施される市場調査だったりするが、
大手新聞社とかが実施しているからといって油断してはいけない。
例えば朝刊に、
「しろくま愛護法案に反対 多数に」みたいな見出しが
でかでかと載っていて、
じゃあ多数派志向の僕もしろくま愛護法案に反対しよう。と
思って下の小さな円グラフを見たら
「賛成:25% 反対:35% わからない:40%」と、
実は「わからない」が一番多数派であったりする。
豚児が年末の出国ラッシュのニュース映像を観て
「パパとんじもひこうきのりたい」
「みんなのってる」等とぬかすことがあるが、
年末年始を海外で過ごす人はせいぜい、
60万人程度である。
残りの国民1億2千万人以上は
大人しく国内で初詣に行ったりしている。
だが、難しいのはここからである。
じゃあ僕も国内で初詣に行くという
多数派の過ごし方をしよう。正月は。
と思っても、
自分の周りに聞いても
初詣に行った人というのは案外少なかった。
また、
揺るぎなくこれは多数派の過ごし方だろう。
と自信を持って
「無病息災」と大書した凧を揚げに外へ出たが、
近くに凧を揚げられる場所はなかった。
いったいみんな(多数派)は何をして生きているのか?
正月にタコをあげようとする僕はマイノリティか?
分からない。
何がマジョリティなのか誰か教えてほしい。