RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

人を救えるのか?

昨日は豚児を連れて耳鼻科に行った。

中耳炎にはかかっていなかった。よかった。

鼻水が出るので相談したら、副鼻腔炎ということらしい。

てくてく散歩していると、バイクのなんか足で蹴るところを

キックキックキックしているご婦人を発見。

困っている人を放っておけない僕は、

「はっはーん。さてはバッテリーがやられて

エンジンがかからないとお見受けしました。

どれ、私の『黄金の左足』で蹴ってしんぜましょう」と

キック。…うーんまだまだ。

キック。…難しいな。

キック。…おっかしいなあ。

「…どうやらダメみたいです。諦めましょう」

なんで知っているんだろう。

「けっ。万年補欠が」

そう言い残してご婦人は去っていった。

今日。

会議室のそばを通りかかったら、

隅田川さんがプレゼンをしていた。が、

様子がおかしい。

顔が火照っていて目が虚ろ。

僕には分かるがこれは明らかに発熱しているのであって

やばい状態。

ふらふらになりながらプロジェクトの説明をしている。

その後、喫煙室に居合わせた隅田川さんに僕は

「あのお、さっきプレゼンを拝見しましたけど、

かなりヤバいっすよね。え?あの、体調が。

あんま無理しないでくださいよ」

…と、自分もこんな経験は山ほどあるのでいたたまれない、

マジ休んだ方がいいよ。と心配して声を掛けたのだけど

隅田川さん。

「無理しないで、って気安く言ってくれるけど、

じゃあ無理せず休んだ分の仕事は誰がしてくれるの?」

確かにそうだ。

僕も分かっていながら言ったのだけど、

しんどいから休む。といった当たり前のことが通用しない

ウチの会社はそうブラック企業

そして僕は手取り18万の一般職。

隅田川さんの代わりにプレゼンをすることなんてできない。

僕は困っている人を放っておけないが

同時に、

助けてあげることもできない。

無力だね。

困っている人を救うために、僕は何が出来るだろうか。