ジャスコに行った。
おもちゃ売り場で、200円という破格で投げ売りされていた
シンケンレッドのフィギュアを発見(通常798円)。
ぐずる豚児の機嫌とりもあったが、
なによりついこないだまで主人公として君臨していたヒーローが
なんとも憐れだったので買い求めた。
ここ最近、シンケンジャーのDVDを借りては豚児と一緒に
見直しているのだけれども、
鑑賞しながら小学校の頃、道徳の時間で見た
「さわやか三組」みたいな番組を思い出した。
僕はああいう教育テレビが結構好き。
(先生によってはなぜか蛇蝎の如く嫌う人もいるが)
掲げる主題と追究の仕方は賛否両論あるのは仕方がないものの、
強調された伏線は何かの片手間に観ても理解できるくらい分かりやすく、
それが明示的に回収されることで後味もすっきりするからです。
特に、教育テレビは15分という短い枠の中に
これらを収める必要があり(前後編と二回構成のものも稀に存在するが)
一回読み切りで勝負するからには結構シビアに内容を
絞らなければならないと思います。
シンケンジャーも番組の特性としてはこれによく似ている。
今日は、シンケンジャーの「黒子力(くろこちから)」という回を観ました。
普段、シンケンジャーの闘いの陰に隠れ、
それころ「黒子」として目立たない存在の彼らにスポットを当てた回でした。
黒子の人たちはシンケンジャーの身の回りの世話から、
例えば出陣の際に幟を立てたり、
一般市民を避難させるときの誘導をしたりするだけでなく、
日常生活においては周辺住民が困っているとこれを助けたり、
社会に認知されていることはおろか、大変に活躍する人たちなのでした。
しかし、彼らは「モヂカラ」が使えないために戦闘には参加できません。
僕は、そんな地味だけれども、みんなを支えるために無くてはならない
黒子の存在に触れて感動しました。
↑こういうシンプルな主題はいかにも教育テレビ的ですが、
僕はこんなのが好きです。
こんな「縁の下の力持ち」的なお題目を目にすると
「幼稚だね」「当たり前じゃないか」「そんなの聞き飽きたよ」と
大人は馬鹿にしますが、やってみると結構難しいものです。
昨日も鳥山さんが、
「こんなチマチマした計算やってられるかよ。
オレには地味な仕事は向いてねえし」と
ボヤきながら電卓を叩いていましたが、
営業成績は課内で下から3番目の彼がそんなことを言うのも
なんだかおかしく思えたのでした。