RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

楽園(その1)

僕は今日はひさしぶりに妻と二人で外食をした。

妻たってのリクエストで「ポムの樹」。

なぜここに必ず登場するべき豚児がいないかというと、

なんと今日豚児は祖父母に連れられ、

千葉県にある、あの、ネズミーランド

鼠のお化けみたいなのがたくさんいる楽しい遊園地、

みたいなところに行っているからだ。

ネズミーランド。オレも行ったことがない。

知る人によると、そこでは種々のネズミさんたちが

我々大阪人をもてなしてくれ、歓迎のパフォーマンスをしたり

舞踊をしたり、とにかく楽しくて仕方がないところらしい。

しかし、千葉は遠い。箱根の山を越え、東海道53ツギを経て

江戸前東京湾を越えて漸く浦安。

知り合いは路銀に25万円も費やしたらしい。

ちなみに僕の月収は18まんえん。

茨城はおろかマイカル茨木に連れて行くことが精一杯の僕を見かねて、

祖父母が高級日の丸エアラインに豚児を乗せて連れて行ってくれたのだ。

浦安入りした今日は、

レストランで豚児は本物のミッキーさんを見て大喜び。

厨房人の格好をしたミッキーさんは豚児に餃子一日三千個。みたいな

様々な芸を見せてくれ、一同は大いに喜んだそうな。

しかし、豚児を震撼させる出来事が起こったのは程なくしてすぐ。

今度はアヒルのお化けみたいなのが現れたのである。

このドナルドダックというアヒルのお化けみたいなのが実に厄介で、

それは、豚児は鳥関係の生き物が大の苦手だから。

普段でも、ばさばさハトなんかが寄ってくると必死こいて遁走する豚児。

一緒に逃げる僕。

そう、保育園に「はばタン」がやってきたときもパニックになったことは

記憶に新しいのでござる。

それらトリに痛い目に遭わされた豚児にとってドナルドさんは

天敵以外の何者でもなく。

ぎゃんぎゃん泣きわめく豚児を見かねて、お店の給仕の人は

ちょっと衝立のある席に移動させてくれたそうなんだけれども、

視界にちらつくアヒルの影が恐ろしい豚児。

祖父母はもっとゆっくりしたかったと思いますが

ご迷惑をおかけしました。

明日もよろしくお願いします。

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