RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

咳はまだ止まらない

ダメだ。ホスミシンで咳が止まるはずがない。

おまけに豚児がまた中耳炎に罹患、

耳鼻科を受診して帰宅は最遅の10時。

辛いね。

会社の喫煙室で。

「Rもさあ、チビチビしとらんと、総合職やったらええやん」

「いやオレ昔やってたんですよ総合職。6年間も」

「へえ!そうたあ知らんかった。実は課長さんかい!勿体ないやろ。

 コレ(お金)も全然ちゃうやろに」

「だってしんどいもん」

「そやけど、年取って一般職もアカンやろ」

「…(苦笑)。まあ、考えますわ」

「はっはー。まあきばっとくれ。R課長!!」

……と、ビルメンの人と談笑。

さんざん愚痴っているとおり、30歳にもなって手取りが18万しかない

ワーキングプアの僕。

ここ二年間、まあ悩みというほどのものでもないけど、

自分の良くない部分というか、人間としてしゃあないけど、

「安月給なのに頑張ったら損」

みたいな愚劣な意識がそこここに顔を出してしまうのが残念。

本当はいろいろ頑張ってみたいこともあるんだけれど、

実現するには労力がいるし、別にできたからといって

手取りが20万円になるわけでもない。

それどころか。

会社のパソコンのあまりのボロさがかねてから気がかりで、

僕が営業課全部のパソコンのメンテナンスをします。

がんばってみたら

「あのさあ、パソコン回収してメンテナンスしてくれるってさあ、

いちいち運ぶの面倒なんだよね」

と猿川さん。

「別に持ってこなくてもいいですよ。

ただ、ハードディスクの回転音が異常っぽいですが、

早晩クラッシュした時の損害は自己責任ですね」

…と回答したらなぜか怒ったような顔をして立ち去ってしまいました。

そのパソコン、去年も僕が修理してあげたんだけどなあ。

自分の何の得にもならない仕事なんて思いつかなければよかった。

総合職をクビになったとき、

拾ってくれる会社があっただけでも泣いて喜んだけど、

転職して初日に社屋を案内して貰って愕然。

等閑にできない状況というのが既にたくさん見受けられました。

僕はそういう状況は許せなかったし、

何より、ここが僕の働く会社だと

胸を張って説明したかったし、

自分には関係のないこともヒマを見つけてあれこれやりました。

真夏に土嚢を何十袋も運んだり、

真冬に断水された中、水道管を修理したり。

「やっぱRのいる会社は違うね」

そう言って貰えたら僕はボーナス一月分減っても構いません。

でも、手取り18万以上の仕事は

しないほうがいいのかしら。

猿川の一言のようなのを聞くたびに、

僕は自問自答しちゃいます。

シンケンジャーの人たちは、

辛い目に遭っても危険手当とか志葉家に請求したことはなかったし、

僕が小さいだけなのかもしれない。

シンケンジャーには程遠い。

シンケンジャーのように自己を抛って人を救うような人になりたい。