モダニズムと近代建築
ここ最近、建築、
とくに近代建築に関心が向いていて、本を読んだりしてるんだけれども、
実際にそこらにある建物を見て感心したりもしています。
近代建築といえば明治~大正~昭和前半ぐらいまでを指すと思いますが、
僕はこの時代の建築がもつモダニズムというか、
装飾は抑えつつ重量感のある鉄筋コンクリートの感じが好きです。
ちょっと趣は異にしますが、有名な建築家
W.M.ヴォーリズ氏の作品はまた別に好きで、
こちらは独特な様式美に、人気があるのも頷けます。
何を隠そう僕は当のヴォーリズ氏が創立した学校を卒業し、
実家のすぐ近所にはあの有名な、
東洋で五指に入ると謳われた美しい校舎の名門豊郷小学校があるし、
いま住んでる家からチャリで5分のところには、大阪医科大学の資料館。
いずれもヴォーリズ氏の遺産で、
僕は何かと縁を感じずにはいられないのです。
ところで日本ではこういった近代建築は割とあっさり消滅していくので、
にわかファンにとっては残念なかぎり。
そのお、町並み全部を残せというか、景観ファシズムみたいなのは
僕は肯んぜないのですが、
陳腐な建物が連なる中、お。シブい建物を発見。みたいな、ぐらいでいいから
大事にしてほしいなあと思います。