RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

大阪府立健康科学センターで人間ドック

人からよく

「やっぱ一年に一度は診て貰っといた方がいいよ。不健康そうやもん」等

人間ドックに行くことを勧められるのですが、

僕があまり気乗りしないのは、

味覚が破壊されそうなほど不味いという噂のバリウム

あと悪いところが見つかったらやだなあ。という不安からです。

しかし、いま勤めている会社は労働基準法にある健康診断を

社外のどこかで受けなければならず、人間ドック的なものに「一度は」

行かねばなりません。

前の会社は社内で採血までしてくれたのに。

そこで、健康診断嫌いの僕に合いそうなドックをいろいろ探した結果目に留まったのが、

大阪府立健康科学センター(ゲンキープ大阪というセンスの光る愛称)で実施されている

健康開発ドックというやつで、その中でも心身リフレッシュコース。というやつを選択し、

受診することにしました。

このコースは、一般的な人間ドックと違い、心理療法的な意味合いの強いやつで

いわゆるストレス耐性を調べる、という珍しいものです。

しかも、その人の傾向に合わせた対処法もアプローチしてくれるというので、

これは自他共に認める打たれ弱い僕にとっては画期的な人間ドック。

さて、寝間着みたいなやつに着替えて

採血。痛いね。

早速、いろんな電極みたいなんをつけてストレス耐性テストみたいなやつを行いました。

唾液も採取するとかで、いやあいまの医学は凄いね。

ネタバレするとまずい面もあるので詳細は書きませんが、

とにかく僕にやたら「イライラ」するテストを受けさせてストレスを与え、

その前後の血圧とか神経とかの状態を調べるというものです。

次に、寝てるときの心電図と血圧測定そのまま立ってまた心電図と血圧、みたいなテスト。

これは起立性貧血とかが分かるそうです。

「じゃあそのままベッドから起きてくださいねー」と言われ

僕が起き上がると、モニターを見ていた保健師さんが「えっ?」と顔を見合わせたので

ちょっと不安になりました。

……とか、実験台になった気分でいろいろ受けた後はいよいよお医者さんの

問診と、テストの結果を踏まえた診断です。

まず、血液検査についてはどの数値も異常なしということで、

血糖値がちょっと不安だった僕は胸を撫で下ろしました。

次に、イライラテスト、いやストレス耐性負荷試験の結果ですが、

目が回りそうになりながら受けたテストにもかかわらず、

僕の血圧とか心拍数はわりと変化せず。いやあ静かなること山のごとし。

本音を言うと、テストを受ける直前から緊張してたというのもあるのだけれども。

交感神経の数値(興奮するやつだね)もそれほど大きく変化してませんでした。

オレって意外にストレスに強いのかも。

……ただ、僕は副交感神経の働きが異様に弱いらしく、

「このトシでねえ…」と言われたのですがこれはもしかしてまずいのだろうか?

また、基本的に血流が悪いらしく、テストが終わってやや回復しているものの、

よろしくない。そうです。

そして、ベッドに寝たり起きたりした試験ですが、

これも血圧変化については通常の範囲内だそうで、よかった。

だけれども、脈拍について指摘があり、それは、

平静時に50いくつの心拍数だけどこれはちょっと遅いね。でも、

立つと急に70いくつになって25も差がある。これは良くない。とのことでした。

つまり、そんだけ心拍数が上がるということは、

僕は立っているだけでも体に負担をかけているということらしく、

それぐらい病的に体力がないということでこれじゃあ

オールスタンディングのライブはおろか満員電車もだめじゃん。

ドクターからは問診の結果も含め僕の運動不足を指摘されたのですが

その通りなので返す言葉もなく猛省しました。

「万歩計とか、持ってますか?」

上で書いた血流の問題も生活習慣に起因するところが大きいようです。

まずは体力をつけること。らしく、僕はこれから毎日素振り100回、

シートノック50本とベースランニング20周をこなさければいけません。

しかしながら、ここのスタッフの人たちはみんなやさしくて親切で、

ガチガチの僕もリラックスして検査を受けることができました。

最後に自律訓練法というリラクゼーション法と

アロマテラピーを教えて貰いました。

「君にはローズの香りが似合う」

明日から素振りを頑張ろうと思います。