豚児が目出度く2歳のバースデーを迎えました。
そこここに紫陽花が咲き、陽気が俄に熱を帯びるこの頃になると、
見苦しく汗をかきながら妻の入院している病院に通ったことなんかが
思い出されます。
豚児が生まれてからというもの、身の周りの人から終ぞ連絡が絶えていたような方まで、
たくさんの方々にお祝いして貰ったことには未だ感謝して止みません。
僕はその一件一件すべてを確実に覚えていますが、
「元気に育つことが恩返し」というような真面目な風をして実は消極的な逃げ口上ではなく、
きちんと豚児に祝福の由来と感謝の意味を教え、お世話になった人たちに
お礼申し上げさせたいと思うのです。
さて、本当は
一文目の「く」と「2」の間に「無事に」という一語を挟みたいのだけれども、
ウソは書けないので省きました。
なぜかというと、豚児がまた扁桃腺炎を催し、今週はずっとダウンしていたからです。
「また」というのは、一年前のバースデーの際も突発性発疹かなんかで
ひどく発熱したからです。しかしこうして日記をつけていると便利だね。
一年前の今頃、何をし、何を考えていたかが容易に参照可能。
結局発熱は月曜から金曜まで続きました。
経験上「三日経てば下がるだろう」という僕の甘い予測を裏切り、
木曜になっても、金曜になっても38℃台を前後して下降しませんでした。
おかげで飲み会もドタキャンして迷惑かけたし…
僕が恐れていたのは発熱による体力の消耗はもちろんのこと、
熱性けいれんなんかの出来、あるいは肺炎なんかへの重篤化、で、
これはまずい、と気をやきもきしていた金曜、先に動いてくれたのは
妻と祖父母でした。休みをとって再度小児科に連れて行ってくれたのです。
そこでの診断は意外なもので、
血液検査の数値やなんやかやから察するに、扁桃腺炎は回復傾向。
でも中耳炎を併発してるね。
…ということでした。
その後、僕が帰宅した後に耳鼻咽喉科に連れて行き、
二時間待った後(本当に待たされる)
ようやく鼓膜の切開術を受けて落ち着きました。
今もまだぐずぐずいうものの、熱は下がったので一息ついているところです。
……というのはウソで、
僕は今日仕事を午後休んでしまいました。
僕の忌避する「ダウン有給(どうせなら楽しいことで休みたいという意味)」で、
一昨日から吐き気と全身のだるさ(含む筋肉痛)、そして発熱が治まらず、
会社にいて何も手につかないよりは休養をとるべき、という
冷静な判断の結果なのですが、さすがにこうしているうちもしんどい。
もう少し寝ることにします。