高槻警察署に行って、
運転免許の更新をして参りました。
準備として、駅前で写真をぱちり。
いまの自分を、免許証に写る5年前の自分と比較すると、
ちょっと痩せた感じでした。
この5年間で、結婚、出産(妻だけど)、転職と、
小さくないイベントが立て続けに起こったんだなあ。と
ちょっと回想してから警察署へ。
何を隠そうゴールド免許の僕は(半分以上ペーパーですが)
胸を張って交通安全協会に向かったわけですが、
唯一心配だったのが適性検査、つまり視力で、
新調したメガネを携えこれだけは慎重に臨みました。
度数を一つ上げて見やすくなったにもかかわらず、
ランドルト環は目を細めて辛うじて識別できる程度で、
かなり冷や汗ものの検査になりました。
で、更新講習があるわけですが、
おなじみ教則ビデオの視聴30分。
これがなかなかよくできたビデオで、ドライブレコーダー?による
事故映像のオンパレードでびびりまくりました。
実際の事故の映像なのでしょうか?
実際に人が吹っ飛んだりしてて本当に怖かったです。
僕は死ぬまで安全運転しよう。と固く心に誓いました。
こういうのを「力のある教材」といいます。
学校なんかでよくやる薬物乱用防止教育や、喫煙防止教育なんかの
成功の鍵は、いかに「力のある」教材を用意できるかにかかっています。
脳がトケてしまった人が書いた手紙を一枚、見せるだけの方が
よっぽど効果があります。
「タバコは体によくない」と縷々説明されるより、
有名な双子の写真(同い年のはずなのに、喫煙をしていた方の人だけが
異様に老け込んでいるもの)を一枚見せられたらそれだけでノックアウトです。
さて、そのよくできたビデオのなかで一点、ツッコんだのが
「ハンドルキーパー運動がいま、注目されています」というくだりで、
僕ら仲間ウチではそんな運動を注目するどころか、話題に上ったこともないし、
恥ずかしながらその存在を初めて知りました。
それがなかなか滑稽で、飲食店なんかで、
「僕はお酒を飲みません。ハンドルキーパー(つまり運転役)です」と
高らかに宣言すれば、お店の人にハンドルさん(仮)のバッヂがもらえ、
お店によってはソフトドリンクのサービスなんかもあるそうです。
知らんかった。
出来上がった免許証をまた警察署に来るのは面倒なので、
自宅に郵送(700えん)してもらうように手続きをした僕はこれにて御免。
その後、息抜きに入ったカラオケボックスで早速
「ハンドルキーパー」のポスターを見つけ
僕は腰を抜かしたのでした。