顧客名簿を入力していてふと立ち止まった。
「50音順」で、
「中田(なかた)」さんと
「長井(ながい)」さんって、
どっちが先なんや?
「ながい」さんは、二文字目が濁点のある「が」だから、
心情的に「なかた」さんより後の方の気もするけれども、
でも、三文字目は「ながい」さんの「い」が先だし……
こういう時はきちんと調べなあかんね。
調査の結果、
いわゆる50音順では、
1.「長井(ながい)」2.「中田(なかた)」の順で、
これはなぜかというと、日本語はとりあえず
濁音を排列して数えるらしく、つまり
「ナカイ」と「ナカタ」、という風に比較するのであって、
当然長井さんが先。になります。
手持ちの辞書でもそうなっていました。
でも、僕がなんとなく「ナカタ」が「ナガイ」より先かなあ、と思ったのも
根拠のない話ではなく、
学校なんかで実際に使われている名簿は、こんなふうに濁音を後回しにする
習慣もあったそうです。
探してみたら、地方自治体の町名一覧でも、濁音が混じる町名は
後回しになっているところがありました。
ただ、いまはエクセルなんかで(50音順に)並べたときに
不都合が生じるため、減ってきているんだとか。
やっぱり、1.「長井」2.「中田」の方が無難そうです。