RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

指示待ち人間

全国の新入社員のみなさん、お元気ですか?

フレッシャーズと呼ぶにはトウがたってしまった自分ですが、

それでも気持ちも新鮮に迎えた新年度。

新たに配属された支社での仕事がスタートしました。

昨年度までは従業員数20数人の小さいとこだったんですが、

初めて来たこの支社は従業員も40人あまりと、わりと大きいところです。

さて、一般職に移った今年は、いままでと全く違う仕事内容に

面食らってのスタートになりました。

幸い、自分だけでなく課にもう一人いらっしゃるので

一応、毎日仕事を教わりつつやっています(ほとんどの支社では

独りでやる仕事)。

ただ、「あれどうするの」「次は何?」といちいち聞きながらじゃないと

作業ができないので、

早く自分で仕事を進められるようになりたいと思いつつ…

でも今年は結局ずっとこの調子かもしれません。

思えば、新卒で入社したときもそうでした。

明日何をやっていいのかさっぱり分からず、

「なんでも聞いていいよ」とみなさん言われるものの、

実際には

1.その言葉を額面通りに受け取ってくだらないことを聞いてしまったり(怒られる)

2.忙しそうな様子を見て聞くのを躊躇ったり

3.以前聞いたのに忘れてしまってもう一度聞くことを躊躇ったり

4.聞いたけどその通りできなかったり

……のどれかで、そう簡単にいくものではなかったのでした。

世の中、そう甘くありません。

特に、前の業種は「先輩のワザを『盗め』」というような、

つまり手とり足とりのレクチャーではなく

職人的な技の継承が未だ当然のごとく行われるところでした。

ベテランの人たちは、「自分のやりたいことを大切に」とか、

「自分の思ったことをやってごらん」と

悪意なく笑顔でおっしゃるのですが、何をしていいか分からず立ちつくす自分が

そこにいました(何を聞いていいかもわからない)。

マニュアルに慣れきったそれまでの自分にとって、それはかなりの

カルチャーショックでした。

だから必死に勉強したり、我流でいろいろ試してみたりしたんだけれども、

うまくいくはずがありません。

再び、新入社員の立場に立った自分ですが、

せめて今度は、もう少しマシなスタートを切れるよう、過去の失敗に学びたいです。