ユーザビリティ(ユーザ満足)という点に関して、
行政系のインターネットサービスは本当に低いと言わざるを得ません。
前に、登記簿謄本のネット申請ができひんかった。というのを
書いたことがありますが、住基カードで公的認証が受けられるいま、
再びチャレンジしてみて
……結局ダメでした。
マニュアルを別ウィンドウに表示しつつ、ひたすら忠実に
作業を進めていったのですが、指示の通りにプログラムが作動せず、
何度か立ち往生して、
でもそれでもなんとか書類の作成までこぎつけたものの、
送信できず苦労が全部パーになりました。
あまりにも手順が複雑すぎるため、不具合が起こりやすいシステムなのかも
しれません。
e-taxへの挑戦も暗雲が立ちこめてきました。
なんだかインターネットの危険性を必要以上におそれるあまり、
極端に敷居を高くしてしまったこれらのサービス。
自分も決してパソコンの扱いに関しては初心者ではないですが、
これらのサービスを難なく扱える人はそのへんにいるのだろうか?
(で、使い方を教えてください)。
ところで、国税庁のホームページでは、確定申告書の作成を
数値の入力だけでやってくれて(いまは昨年度分のみですが)、
これは便利です。
要は、ネットで書類を「送信」することがボトルネックになっていて、
これをするにはやれ公的認証だとかルート証明書だとか
途端に面倒になるんですが、
単に書類を「作成」してあとは持参なり郵便なり物理的な手段で
送付するのが現時点では簡単かつ現実的な方法でしょう。