前のエントリで、DNAの解読ということにちらっと触れましたが、
ヒトゲノム(遺伝情報)の解読自体は、確か数年前に終わっていたはずです。
念のためウィキペディアで確かめてみると……
ヒトゲノムの塩基配列の解読を目的とするヒトゲノム計画は1984年に最初に提案され、
1991年から始まり、2000年6月26日にドラフト配列の解読を終了、2003年4月14日に
全作業を終了した。 ヒトの遺伝子数は2万~2万7千個あると考えられている。
もちろん、保有しているどの遺伝情報が実際に発現するか、という決まりとか
法則みたいなものはたぶんまだ全容が解明されてないと思うので、
漠然とした書き方になってしまいました。
ただ、上記のニュースを聞いたとき、人間の「運命」がこれですべて
白日の下に晒されるんだなあ……、と畏れ多く感じたのを憶えています。
実際、ある程度、かかりやすい疾患なんかは予測できるみたいですし……
またマンガの話ですが、
『スーパードクターK』というマンガに幕末期のヒーロー、
高杉晋作が登場したことがあります。
で、作中で結核による無念の死を迎えるのですが、今際のさいに発した台詞が
「自分の寿命があと何年か分かる機械があったらなあ……」(曖昧な記憶から引用)
といったもので、それがすごく印象的でした。