あれが東大受験をテーマにしていたのに対し、
今作は「内定請負漫画」と称して就職活動を描くという試みです。
これがなかなか面白い。
もちろん、『ドラゴン桜』にしろ、フィクションであり
エンターテイメントなので大げさな表現はままあるのですが、
作中に出てくる『週刊ダイヤモンド』の引用なんかを見ると、
なかなかタイムリーな話題を取り上げているなあ、と感心します。
いま、「格差社会」という言葉が流行していますが、
そうした世相にマッチしたマンガ。
面接のノウハウが語られるところなんかは、異論も多く出そうですが、
主人公が語る経済の分析なんかは素人にもわかりやすく、また
興味深いものでした。