今日からこのブログが「育児日記」に看板を掛け替えようとして
いるのだけれども、子どもが生まれました。
帝王切開当日。
院内用語で「カイザー」というそうですが、なんとも格好いい響き。
シーザーか、或いはシューマッハーか。
でも実際には心配でびくびくしてたんですけどね。
仕事を一日休んで、その日は朝から病院で待機。
正常な分娩では、陣痛が起こってから何時間もかかるのが普通ですが、
帝王切開での分娩は、数分しかかからないとのこと。
まあ、だからといってこちらが楽というわけではなく、出産後に
苦労が倍返しになってくるのでしんどさからは逃れられません。
男の子か女の子かも結局、フタを開けてみないと分からないまま
分娩に突入してしまったので、一応両方の名前を考えて持っていきました。
分娩室の前で待つこと30分余り。
長かった。
ドアが開いて、看護婦さんが「それ」を抱いてとことこと
出てこられた時の衝撃と言ったらもう。
「女の子です」
結婚式といい、人生のイベントごとには必ずといっていいほど雨に
降られてきた自分でしたが、
この日は6月梅雨入り前の雲一つない快晴でした。
人生で初めて見る景色(見えてるかどうかは分からないけど)が、
青空か、雨か、或いは白銀の世界か…なんかの違いは、
その後の人生に微妙な影響を及ぼすものかもしれません。
夏至直前の眩しい太陽の下で生まれた我が子の、
すこやかな成長を祈るばかりです。