先々週に引き続き、うちの自治体では今日も地方議会の選挙が行われます。
統一地方選挙ですね。
うちの市は人口30万人を超える大きいとこなので、市議会議員の立候補者も
半端じゃなく多いです。50人を超えてて…
定数自体も36人なのでそれぐらい立候補があってもおかしくないのですが、
この中から誰に投票するかは、真剣に考えたら大変な気がします。
まあしかし、私が生まれ育った田舎町は人口8000人程度の自治体だったんですが、
それでも町議会議員の定数は10数人いたように記憶していて、単純に
人口比だけで比較するなら、いま住んでいる市の議員さんは田舎町の
何倍もの民意を背負うことになります。
選挙といえばいろいろ思い出があってわざわざブログに書くのですが…
小学校の時の担任の先生が「田舎で投票率が高いのは、他に娯楽がないからや」と
およそ子ども向けでないことを喋っていて、でもそれに妙に納得もしたのを覚えていますが、
子どもの頃たまに選挙があったりすると、村をぞろ走る選挙カーのあとをぶらぶら
ついてったりしたものでした。で、とりあえず候補者に握手をしてもらったり。
田舎の町議会議員の選挙なんて貧相なもので、ポスターなんて二色刷、写真なしが
大半で、カラー刷り写真ありのポスターを作るだけで勝てるんじゃないかと
子ども心に思っていました。
さすがにいまの市議会議員のポスターは、凝ったものばかりですが…
しかしながら、時折センスを疑うような滑稽なデザインのものもあったり。
実話ですが、町議会議員選挙のときに手書きのポスターで
立候補した強者がいて、たしか6票ぐらいしか獲得できなかったという候補者が
いました。それこそチラシの裏にマジックで書いたような代物で、
すべての掲示場に貼る余力もなく、貼ってある掲示板を見つけると「おおっ」と
感嘆したものです。
残念ながら町議会議員は地縁・血縁がほとんどすべてといっていい選挙、
旋風を起こすこともなく消えていったのが無念で悔やまれます。