人事院のサイトを覗いたら、
「再チャレンジ試験」の文字が目に留まって。
ああ、これが安倍首相の言っていたやつか…。と要項を開いてみました。
思いの外、早く実現したんですね。
再チャレンジ試験は今年から行われるらしく、国家公務員を各区分で、
計100名ほど募集するそうです。近畿で、じゃなくて全国で100名
なんですから、鳴り物入りで打ち出された割には案外少ない募集だなあ…
まあ、まず実施することに意義があるのかも。
以前から報道されているとおり、再チャレンジ試験は30代を対象に
行われるようです。対象をここに絞ったのは、ある意味当然かも知れません。
日本の30代の人というのは、いろいろな意味で気の毒な世代だと思います。
・団塊ジュニアで人数が多い→進学・就職で競争相手が増える
・そのうえ、学校を卒業する90年代後半は前代未聞の就職氷河期
これを書いている私はいわゆる松坂世代にあたるのですが、
この世代まで下りると、進学・就職をめぐる状況も少しはマシになります。
有効求人倍率が最低水準だったり、景気が底までいった2001年前後、
このへんが日本経済の底だったと思うのですが、それ以降は緩やかに
回復していったのは周知の通りです。
今年の有効求人倍率がバブル期の水準に達した、と何かで聞いて
おいそれ本当かよとツッこんでみたんですが、実際のところ、
いろんなところで求人が増えていて、あながち景気回復も
間違っていないのもしれません。
ただ、いまは正社員の採用が少ないという別の問題がありますが、
それはまたにしてとりあえず再チャレンジ。