卒業式シーズンになりました。四月の入学式シーズンと併せて、
春はセレモニーの季節です。
今日はそれらとは少し趣を異にするのですが、
とある授賞式に出席してきました。
まあ、賞は自分に貰える訳でなく私は眺めているだけですが、
受賞された方々の晴れ晴れとした顔に拍手を送っていました。
こういう式に臨んでいつも自分が勝手に悩むのが、
セレモニーとしての厳粛性と、イベントとしての面白さをどう両立
させるかということです。
ぶっちゃけた話、「○○の挨拶」「○○の~辞」といった型通りの
プログラムを忠実になぞることは形式づけられた権威、
厳粛性を体現するために不可欠だと思います。
が、いかんせん冗長に過ぎて、
却って退屈に感じられてしまうことが往々にしてあって…。
緊張感を演出するというのは難しいことです。
その場の空気を支配する相当の力量がいります。
しかも、今回は幅広い年齢層を対象にしていて、子どもも対象に
含まれていただけに、「ちょっと子どもにはむつかしいかな?」
なんて式中、感じていました。
イベントとして楽しめる要素も、もっとあればいいなあと考えて
いたのですが、そこに緊張感を併存させることはいかにして可能か?
……と思考すること二時間。