……といっても、縁のない人にはピンとこない話。
京阪神の上り新快速は現在、長浜まで運行されています。それが、福井県は
敦賀まで突っ走るようになる今度のダイヤ改正。大阪なんかからだと、
日本海なんて遥か彼方のように思えますが、電車一本で繋がれるなんて
私にはちょっとした大事件です。
北陸線にはそこそこの愛着があるので少しく感傷的になりますが、
私が子どもだった10年以上前から、「北陸線の直流化を」という願いは
切実だっただけに、ついに実現するのか、と思うと感慨深くもあります。
中学生の頃、新快速が米原から長浜まで延伸されたときも驚いたものでした。
米原・長浜間で電車に乗ると、途中で「電流の切り替え」といって車内の電灯が
一瞬消えるのがきまりだったんですが、それももう無くなったんかな。
雪深い湖北(滋賀)に似合う、白地に青ラインの電車が好きでした。
農村地帯を走るのになぜか「『タウン』トレイン」と呼称されていた419系。
直流化でどこに行くんだろう。お目にかかることもなくなると思うとちょっと寂しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84419%E7%B3%BB%E3%83%BB715%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A に、詳しく載っていますが、
天井が高く、独特の内装だったのを覚えています。さすがWikipedia。
フロントマスクから「食パン電車」とも言われてた……と、これは知らんかった。
冬場になると、降車の際に手動でドアを開けるんですよ。
ぷしゅーっ。て、ドアコックが解除されて。知らない人が時々いて困ったりもしていました。
いまは大阪の「高槻」在住ですが、故郷は滋賀「高月」と、
なぜかタカツキに縁がある私。直流/交流の壁が取り払われて、
郷里との距離がぐっと縮まる気がします。
KBSラジオで、「高槻」→「高月」に大挙して(200人)押しかけるイベントが
あるんだとか。これは行かんとな。