何年前だったか、「動物占い」というのが流行った頃があって、
これもその流れをくむものでしょうか、書店で立ち読みした『ラブナビ』。
かつての動物占いに較べ、キャラの種類が細分化されているのが特徴で、
その数なんと60種類。
私は往年の動物占いではたしか「とら」だったのを朧気に憶えていますが、
今回の「ラブナビ」では、「愛情~のとら」(~部は失念)と、より端的に
キャラが描かれていました。
この本で感心したのは、60種類もの人間の特徴をよく分析・分類したなあ。
ということ。
仕事上、人の評価を下す立場にある私ですが、なかなか、対象の一人ひとりを
描き分けることができません。大概、数パターンの類型に収まってしまうのが関の山。
そんな私には、人間を強引に4種類に分別する血液型占いのような古典的なものの方が
似合うのかも知れません。
ふと考えましたが、大勢の人間の個性、差異をどこまで弁別できるかは、
その人がいままでどれだけ多くの人間と関わってきたか……によるのでしょうね。