RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

soft ball.

ソフトボールである。

語感だけみればふわふわの軽いスポンジ様の球体を想像するが、

スポーツでいうソフトボールのそれは、大人用の3号球ともなれば

けっこう重いし、そして固い。

しかしそんなボールに負けないよう、

仕事終わりに社会人野球さながら練習を重ねてきたのである。

水曜はいよいよ隣の支店との練習試合。

結果は乱打戦となり、日没サスペンデッドで敗退した。

キャッチャーとして出場、スタメンマスクを被った僕は

打つ方では二打数無安打であった。

木曜も仕事。午前は出張。

金曜も仕事。午前はまた出張。

しかも午後もちょっといそがしかった。

頭の中はソフトボールで一杯である。

土曜は朝からそうじなどを済ませた後、

スポーツ用品店に参上、

一流ブランドの用具でプレーする自分をイメージした。

午後は昼寝。

時間の無駄遣い。

夕刻。駅前に出て食材などの買い出し。

そして今日いよいよソフトボール大会本番。

朝から颯爽と会場に参上。

僕は大阪近鉄のユニフォームに身を包み、

いてまえ打線の継承者たらんと

猛然と練習を開始した。

一試合目。

スタメンマスクを被った僕は、

既に気分は古久保や的山、藤井選手であった。

パスボールしまくり、

しかもその間に走られたり振り逃げされたり散々であったが

僕自身は古久保さんになれて満足であった。

一試合目は敗退。

二試合目は見事勝利。

得失点差で決勝に出られるかそうでないかというところだったが、

結局出られなかった。

満足はしたが、

まだやり足りない部分もあって、

これは大阪近鉄の魂がまだ成仏していないということである。

もっと投げて、打ちたい。

大阪近鉄の弔いを僕は一生続けるのだ。