秘境・かくれ里
9日土曜は従弟の結婚式のため
滋賀県へ。
なんとパワースポットとして有名になった秘境・竹生島へ上陸した。
西国三十番札所、宝厳寺にて珍しい、仏式の結婚式を執り行うとのことであった。
長浜港に行く前に、長浜市街を散歩。
下の写真は知る人ぞ知るB級建築「長浜タワー」、
それと旧開智学校である。
僕は長浜の街が好きだ。
100人近く乗れる、結構大きいフェリーでいざ竹生島へ。
滋賀県民であったが上陸は初めてである。
ここに来るのは昔からちょっとした夢でもあった。
小説『偉大なる、しゅららぼん』にも出てくるように、
確かに島というより岩山である。
寺というより城塞と言った方が似つかわしい、急峻な石段。
さて今回、いつものペンタックスではなくソニーNEX-5と
シグマ60mmのコンビで参上したのであるが、
前回記したようにこれは風景を撮るよりもポートレートに適したレンズ。
いつものように竹生島のいろんな景色を収めようと思ったが
いかにも焦点距離が長すぎ、
画面に入りきらなかった。
後ろに下がればよいという問題ではなく、
画角はもとより後ろは湖、反対を向いたら
岩山。なのでこれ以上下がれないのである。
よく、中望遠以上のレンズは風景を「切り取る」という表現がされるが、
それがよく分かる旅だった。
景色を撮るときだけ18mmのキットレンズにしたら
良かったのだけど。
また、NEXはバッテリーの持ちが悪く、
夜の披露宴まで冷や冷やしながら撮影したが、
次回は予備バッテリーを持参するなどした方がよいかもしれない。
秘境でパワーを得た僕は、今度は30人乗りのボートに搭乗。
次なる秘境、かくれ里は菅浦に参上した。
ここも知る人は少ないが、白州正子氏のエッセイにも出てくる
奥琵琶湖の文字通りかくれ里である。
地形を見ればわかるが、
南が湖に面した集落は、東北西三方を山に囲まれており
周囲と途絶している。
ここの神社に祀られているのが淡路廃帝こと淳仁帝であり、
いかにも隠棲の地に似つかわしい信仰だと思ったのである。
ここの国民宿舎にて披露宴。
続きを書こうと思ったら豚二が起きてきた。