RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

入院

参った。

いまアイパッドでしたためているが、

ここはT病院小児科病棟である。

ベッドに寝ているのは豚二。

ことの発端は木曜、

なんかオレ、朝から妙にだるい。

全身に筋肉痛。

立っているのもつらい。

まずい。

そうこうしているうちに、

妻からメール。

やられた。妻もか。この暑さに。

と焦ったが豚二の方で、

保育園から39度の発熱。でお呼び出しがあったのである。

夕刻、僕がソフトY耳鼻科に連れて行った。

僕自身がふらふらなのでかなりきつい。

チャリが、重い。

おまけに今日に限って待ち時間が長い。

待合室でぐだぐだ言う豚二を抱っこしながら悄然、

壁面の、アンパンマンが夏祭りに出かけている図案を

ぼんやり眺めながら

このまま消滅するんだ。とか

もう少し妻をいろんなとこに連れて行ってやれば良かった。

とか思考が滅茶くちゃであった。

僕自身は微熱であったが

異様にだるかった。

ドクターは、発熱39.9を記録した豚二に痛く同情してくれ、

溶連菌の迅速検査キットなんかを試して見てくれたが

結果は白。

ウイルス感染だと思うけど念のためメイアクトもだすね。

ということで帰宅した。

その晩も熱は下がらず豚二は39僕は38度。

きつい。

金曜はしごとをやすんだ。

豚二の看病のためだが自分のためでもあった。

クビになる日が視界に入ってきた気がする。

耳鼻咽喉科を受診。

ふらふら二人。

こんどは僕もである。

3時間待ってようやく診察。

二人とも夏風邪。という診断で

葛根湯としょうさいことうかきこうせっこうを

もらった。

アイパッドなので変換するのも億劫である。

そして二人で、寝た。

土曜。

一向に熱が下がらない豚二。

僕はちょっとましになった。

豚二があまりにひどいのでサードオピニオンを聞こう。

と思い立ち、知り合いに聞いた小児科を受診。

そこでは小さい子供にも点滴を施してくれるらしく、

ろくに食事をとっていない豚二の体力維持を図ろう。

という目的もあった。

して、その小児科では本当に豚二の

どこにあるかわからない血管を探し当て、

点滴針をぶす。ブドウ糖静注してくれた。

針を挿したついでに血液検査もしてくれた。

その、結果が凄い。

なんとcrpが10もある。炎症反応。

これは相当重症な値である。

ふつう、0.1とかちゃうん?

白血球も15800。通常の3倍はあるだろう。

肺炎。細菌性髄膜炎。そんな強烈な病名が脳裏を掠める。

くらっとなった。

ドクターはすぐにT病院へ紹介状を書いてくれ、

僕は今さっききた道を引き返し、

豚二を連れて救急外来へ赴いた。

救急外来では小児科の先生にみてもらった。

そこで、アデノウイルス感染症であることが判明。

あとで調べると、ウイルスでは珍しく、

CRPの値が上がる病気なのだそうである。

ソフトY耳鼻科やI耳鼻科の処方に納得がいった。

ウイルスだから抗生物質も効かないし、手の施しようがないのである。

だから葛根湯を出すのが精一杯。

そのまま入院。

ここまでで疲労困憊の僕に代わり、

妻が一晩付き添った。

日曜。

朝から僕は休日出勤し、

今週の仕事を片付けてきた。

月、火はまだ入院中だろう。

首元を涼しい風が吹き抜けた。

そして先程妻と交代。

妻も相当疲れているようだが、

今度は僕の番である。長ければ、

これから水曜朝まで病院に泊まり込み。

早く退院したいけれども。