RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

オゼックス

どちらもYなので

どちらをYと呼称していたか忘れたが、

最近行っている耳鼻科をY1とする。

Y1耳鼻科は幼児にも優しく、

ハードな治療はできるだけ避け

順番予約システムもあるので大人にも優しい。

なのでこちらの方が利用しやすくよく行っている。

反対に、Y2耳鼻科はいろいろな面でハードである。

麻酔なしで鼓膜切開等、治療は強烈だし

待ち時間が読めず、気がつけば2時間待合にいたことも

ザラである。

しかし、くれる薬もまた強力で、

確実に早く症状が消える。

ハナミズが治まらない豚二はまだY1しかかかっていないが、

保育園入園に備え、Y2耳鼻科にも初チャレンジすることになった。

保育園に入ったら、カゼひとつ悠長に回復を待っていられないからである。

「あのうおひさしぶりです」

「あれ、こんなちっちゃかったか?」

「下の子が生まれまして。宜しくお願いします」

診察。

「なんか、耳の中、傷があんで」

「ええ?」

「耳掃除とか、したんか」

「いや、ウチではやってないです・・・

 あ、このまえ他の耳鼻科でやってもらったような気が」

ここでドクターの目が光った。

「鼻水、ひどいで。その耳鼻科に行ってから、治ったんか」

「うーん、ええ、少しは」

「(薬は)何もらったんや」

クラリスと、アリメジンのシロップです」

ドクターは軽く溜息をついた。

僕はどうやらドクターの本気に火をつけてしまったようで、

そこからいつも以上の激しい治療が始まった。

グエエ。ギャアア。

ハナミズを一滴残らず吸い出され、

ぐったりの豚二。

処方されたのはオゼックス、

ニューキノロン系の最強抗生物質である。

本気である。ただのハナミズにここまでやるとは。

Y2耳鼻科の凄さに恐れ入った。