RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

木下大サーカスイン鶴見緑地

昔、観に行ったモダンサーカス、

シルク・ドゥ・ソレイユ

キダム」、というのはストレートなネーミングだと思ったが、

キダムというのは「白昼夢」という意味である。

サーカスというのは一種の非現実性がショウの本質でもあるので、

いかに日常と切り離すかが演出のカギであるわけだが、

なるほど「白昼夢」のようなものだろう。

非現実的なものであるから

常設劇場を持たない。

一時の夢である。

公演が終われば風のように消える。

さて、現在大阪は鶴見緑地公園にて

木下サーカスの公演が行われている。

僕は詳しくは知らなかったが、

子どもの頃からTVのCMなどで

とらさんとかが芸をしたりしているのが強く印象に残っている。

と同時に憧れもあった。

とらさんたちと一緒に夢を見たいなあ。

見させてほしいなあ。

そんな僕だが、故あって木下サーカスのペア招待状を貰った。

これは通常2800円する入場券(一般自由席)の

代わりになるものである。

憧れだったサーカスを豚児にも見せてやりたいなあ。

あと、こちらは子どもの頃に見て感激した。という妻に連れて行って

貰うことにした。

僕はというと、鶴見緑地といえばイオンモール

イオンモールといえばセマンティックデザイン。であり、

セールの案内を貰っていてこちらの方にどうしても行きたかったため、

豚児・妻を会場まで送った後、

豚二とイオンモールで買い物をすることにした。

さて、10時にサーカス会場に到着。

一般自由席の入場待ちの列は長蛇の列である。

10時20分からの公演であったため、

ちょっと着くのがぎりぎりになってしまった。が、

チケット売り場は空いており、当日券もまだ残っていたので、

ロイヤルイエローという指定席券を買い求めた。

僕が持っている招待券だけでも入場し、

一般自由席に座ることは出来る。

が、上記の通り一般自由は大変な混雑なのだ。

しかし、招待券に1000円上乗せして指定席券を買い求める

ことにより、座席を確保することが出来るのであった。

豚児と妻を見送って僕と豚二はイオンモールへ。

セマンティックデザインではカットソーを一着購入した。

二時間後に戻ってきた。

豚児は二時間の上演をちゃんと観ることができるだろうか。

と心配していたが、妻によればそれも無用だったようで、

あまり集中しない豚児もサーカスには食い入るように

見つめていたという。

連れて行った甲斐があった。

木下サーカスというのはなんと明治の頃から

興行をしているようだが、

さすがそれだけの歴史を持つだけあって

豚児のような幼児まで夢を見させてくれるのであろう。

今度は僕も観たくなった。