RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

アサーティブネス

「自分の意見をはっきり言う」ことが大事だと

学校の先生なんかはよく言う。が、

それを真に受けて正直に

「漢字の書き取りとかつまらないし、やりたくない」

なんて意見を表明するとおこられたりする。

反対に、

我慢・忍耐は日本人が誇る美徳とされているが、

今週みたいな激烈に寒い時期に

「え?寒くないかって?全然寒くありませんよ。おほほ。

 お心遣い感謝いたします」

等とみんなが我慢している社会というのも

なんとなく薄気味悪い。

要は、自分の意見を

率直に言いすぎたり

過度に隠蔽したりするのは

いずれも不健康だということで、

まあどちらかの二者択一を迫られたら

個人的には後者を選ぶけれども、

一番よいのはその中間、

相手も尊重自分も尊重。という

アサーティブな態度である。

これは近年になってソーシャルスキルとして体系づけられた

概念であるけれども、実はみんなが経験的に分かっていることでもある。

しかし、ソーシャルスキル「トレーニング」という通り、

アサーション(適切な自己主張)というのは

実践してみると非常に困難なのが分かる。

その人のキャラクターにもよるし、

もちろん周囲の環境がどんなのかにもよって

さじ加減が難しい。

というのを考えたのは、

豚児も4さいでだいぶ周囲とのコミュニケーションも増えてきたからで、

それに伴い無用な摩擦が発生されることが容易に予想され、

しかしながら僕自身がコミュニカティブな方でもないため、

適切な指示助言アドヴァイスができるか自信がないからである。

こういうスキルを獲得するのは結局、経験の積み重ねしかないのかも

しれないけれども、

僕は学校とかで教えてくれるなら教えて欲しいくらいである。