RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

やって後悔よりはやらなくて後悔

今朝は4時過ぎに起床できた。

ここのところずっと堕落した生活を送っているからイカン。

その割にはずっとハナミズの生産が止まらない。

こう常態化すると、健康な状態というのがいったい

どんな状態だったのかわからなくなってしまう。

しかも寒い。

人一倍寒がりなのか知らないが、

オフィースの暖房の効きが悪く(感じられ)、

一日中ぷるぷる震えている。

ロシア文学は暗いのばっかりだ」と

以前にも書いているが、

こう寒いと明るく楽しい思考にならないのもわかる。

ところで、最近

「やらないで後悔するよりは、やって後悔した方がいい」

という言説を立て続けに目にすることがあった。

見た目にも勇ましいこの意見、

日本では臆病者を鼓舞するときによく使われるが、

僕はあんまり共感できない。

何について「やる」かというと、

恋愛やビジネスで高度な決断を下さなければならない

一場面であったりする。

慎重な判断を求められる場面において、

こう根拠もなしにただ「やった」「やらない」の比較のみで

「やれやれ」と促してよいものだろうか?

「やって後悔」と「やらなくて後悔」の間に

どれだけの量的・質的な差があるか分からないが、

どちらも後悔することを前提としているのなら

実はとても後ろ向きな意見である。

それに、失敗した時の責任はこの人がとってくれるのだろうか?

野球なんかでもたまに「やって後悔」派の人がいて、

そういう人は無茶な盗塁を試みたりして

本当に「やって後悔」する場合が多い。

それよりは盗塁したい衝動を抑え、次のバッターを信じて待つことが

結局逆転タイムリーに繋がった。ということも少なくない。

明日死ぬ。とかだったら

僕も「一かバチか」といった捨て身の選択もするだろうが、

もしかしたら今後何十年と生き存えるかもしれない。

だったら先は長いし、あんまり準備もなしに

リスクの大きい選択をするのはやめておこう。と思う。