RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

家族写真

先日貰ったカタログギフト、

いろいろ魅力的な商品が並んでいたが

中でもひときわ目を惹いたのが

「写真撮影」であった。

これを申し込むことにより、

1カット、好きな写真を撮影してくれるのだという。

見本には、ポートレート

子供の写真、家族の集合写真が載っていた。

葉書を投函して一週間後。

写真撮影の案内が届いた。

スタジオは大阪市内某ホテル。

日時を予約の上お越しください。とのことであったので

11日土曜を予約、

本日とことこ今里筋千日前通

僕ら一家を乗せたムーブ号は疾走、スタジオに向かったのであった。

撮影にあたっては細かくカメラマンの人にイメージを伝えた。

僕の中では家族写真の明確なイメージは固まっており、

今回は「オペラ座の怪人」である。

シャンデリアは予算の都合上仕掛けられなかったが、

漆黒の背景で怪人の抱える闇を表現した。

配役は勿論僕がファントムである。

この日のためにドンキホーテで仮面を購入していたのである。

マントの代わりにイメージの近いフロックコートを着ていった。

クリスティーヌ役は迷った。

順当に行けば妻だが、原作ではファントムと親子であったりもする。

しかし豚児ではちょっと役不足であったのでやはり

妻に任せることにした。

とすると豚児に割り振る適当な役がない。

とりあえずメグ・ジリーということにした。

豚二はラウル・シャニュイ子爵である。

これはラウル子爵のようにお金持ちで

ハンサムな好青年になってほしい。という願望も込めてである。

果たして撮影は順調に進んだ。

BGMにはもちろん、あのテーマがエンドレスで流れている。

ファントムのパートを歌いながら僕は怪人そのものになりきっていた。

ように思う。

写真が出来上がるのは来月である。

よいギフトを選んだ。