RoseEnNoir午前零時

ギタリストRose En Noirの日常身辺雑記

真・忘年会

会社の忘年会であった。

会社主催だし仕事の延長みたいなものだから

家事育児を放棄して遊ぶ。という後ろめたさもあまりなく、

ひさびさの夜遊びができることもあって一ヶ月前から

楽しみで仕方がなかった。

で、満を持して忘年会当日である。

酒が旨い。

料理も旨い。

最高である。

今年一年の忘れたいことを忘れるには十分であった。

そして様々な余興で盛り上がった。

参加賞を貰って喜んだり

ビンゴで悔し涙を流したりして

日頃のぼんやりとした無体物を一掃した。

その後は珍しく二次会に誘って貰えたので喜んでついていった。

ついていった。という立場の割には

カラオケに行きたいと強硬に主張、

みんなでカラオケボックスにシケこむことになった。

果たしてこのカラオケが凄かった。

僕も「これを歌わずして死ねない」という珠玉の名曲たちを

誠実かつ真摯に歌ったつもりだが、

他の人々の歌に遙かに及ばない。

みな、かなりの腕前である。

一般職は僕だけであとはみんな営業の人たちだったが、

この人たちは普段から接待とかで歌ったりすることが多く、

場慣れもしているのだろう、同時に歌が

営業スキルの一つでもあることから

僕みたく趣味的にたまに一人カラオケに行くような者とは

意気込みが違う。

それに何より、若いからかもしれない。

32のおっさんなんて僕だけ、あとはみんな

現役バリバリの20代である。

忘年会の芸を観覧している時にも思ったが、

正直、勝てないと思った。

僕が最強最大の本気を見せたところで

彼らを上回る芸、歌は出せないだろう。

ちょっと敗北感もあった。

とはいえ、午前0時を回るまで魂を燃焼、

今年一年の艱難辛苦は灰燼に帰した。

が、

これは何の病気か知らないけれど、

猛烈に楽しいことがあったあとは

揺り戻しというか平準化を図るのか知らないが、

猛烈にダークな気分になる。

訳が分からない。

今日も早く寝よう。