昨日今日に始まったことではないが
午前3時起床はかなり辛い。
思考が行き止まり、錯誤する。
豚二は寝たかと思えばすぐにぐずぐず言って
思考を中断させるし、
なかなか楽ではない。
本社から
販促グッズが余ったから。とのことで
ジャージやブルゾンなんかのアパレルグッズが送られてきた。
でも、全員分はないので
4,5,6,7月生まれの社員にだけあげる。という限定つきで、
僕は2月生まれなので貰えなかったがとりあえず
該当者に配ることにした。
「オレ、このジャージはいいよ。遠慮しとくよ」
「ええっもったいない。人気ブランドのプ○マなのに」
「まあ、家にあるから」
「自分はいらなくても、奥さんとか娘さんにあげたらいいじゃないですか」
「いやあ、いくつもあるからな。そうだ。Rにあげよう」
・・・という訳で、和歌山さんは2月生まれの僕にジャージをくれたのだった。
普段、「タダより安いものはない」を信条とし、
「値引き」や「無料」といった言葉を目を血走らせながら
這いずり回って探している僕とは違い、
この和歌山さんの余裕っぷりたらない。
彼我の差は何だろうか。
無論、経済力であるが、
果たして僕が和歌山さんぐらいの年収になったとしても
性根が貧乏性だから、決して
タダでもらうことはあってもあげる側にはならないだろう。
しかし、和歌山さんは市価1万円相当のジャージと引き替えに、
僕という一人の人間の尊敬(数十円程度の価値だと思うが)を
得たのだからそれはそれで利益はあったと思う。
僕はいつまで経っても尊敬される側にはならないだろう。