妻は家で休養している。
なので昨日は豚児を連れ、
芥川のこいのぼりフェスタに行ってきた。
豚児のなかよしのお友達も一緒である。
会場の芥川桜堤公園には1000の鯉のぼりが悠々と泳ぎ、
豚児の通う保育園の年長組製の鯉のぼりも
翩翻と翻っていた。
そこで綿菓子を購いスーパーボールすくいをしたりして
小一時間楽しんだ。
その後、
お友達が「映画を観に行こう」というので、
豚児は映画館に行ったことがないのだけれども、
お友達も一緒だしいいね。と、一緒に行くことにした。
高槻駅前のアレックスシネマである。
「
塔の上のラプンツェル」というディズニー制作のアニメらしく、
僕は全く知らなかったのだが
なかなかに楽しめた。
豚児も初・映画館で、しかも二時間弱ある一般的な尺の作品だったが、
お友達もいる手前、行儀良く観ることができた。
これも初めてだったのだが、
スリーディーという技術を使った作品らしく、
サングラスみたいなの(300円)を渡されて
僕は眼鏡の上に眼鏡を掛けて視聴することになったが、
これを装着することにより映画が立体的に視聴できるのである。
これが思いの外良かった。
何かが飛んできたり、とかの大仰な演出はあまりなかったが、
画面の奥行きが適度に保たれ、
特にこの作品は「塔」と「下界(外界)」の位置関係が
重要な舞台設定になっているのでその辺の演出は実に効果的であった。
また、そのカットで主題となる人物なり風景なりに焦点をあてて
立体化するので豚児にも配役の相互関係が掴みやすかったのではないかと思う。
映画のストーリーは
グリム童話の「
ラプンツェル」に題材を得たもののようだが
グリム童話のそれとはまったく異なるお話であった。
しかし、魔女であったり、太陽信仰、継母(育ての母)のイジメ、
貴種信仰、身分制、不老不死。など、
西洋の童話の要素が満載で、
僕の好きな王道のストーリー展開だった。
ディズニー特有の、あの早口でまくしたてるキャ
ラクターと、
それに伴うテンポのよい流れも豚児を飽きさせず良かったと思う。
豚児の休日の過ごし方に映画鑑賞が加わるとかなり選択肢が広がる。
よい経験をした。