命名考(6)では
「かっこいい地名」について考察したが、
今回は
「かっこいい校名」についてである。
こと、公立小学校に限定して論じよう。
私立はいくらでもかっこいい名前を考案でき、
地名に縛られる公立より優位なので今回は除外する。
地名が影響する分、やはり古都京都は
学校名もイカしたものが多く、
「西野小学校」なんていう地味な学校の方が少ないくらいだ。
「嵯峨野小学校」「吉祥院小学校」「葵小学校」
「醒泉小学校」「修学院小学校」「京極小学校」…いいね!
「朱雀小学校」というのに至っては、8つもある。
「金閣小学校」なんてのもある。
「西陣中央小学校」も素敵だと思った。
地元高槻市でいうと、
中心部にある「桃園小学校」が中華風で趣がある。
隣の茨木市でいうと、
「葦原小学校」「玉櫛小学校」と、
まるで古事記そのもののような名前がついている学校があって
興味深い。
無論、
「豊葦原の瑞穂の国」の葦原であるし、
「玉串奉奠」の玉櫛である。
時じくの香の木の実があるのかもしれない。
僕の母校の小学校の名前は実につまらない名前だったけれど、
「翔鸞小学校」みたいなナイスな学校に通えたらよかったのに。と思う。
ちなみに、僕の一押しの校名は、
野洲市にある
「祇王小学校」である。いかがだろうか。